風に当たって涼を取る扇風機は、エアコンと一緒に使うことで節電にもつながります。近年人気のDCモーターを搭載した扇風機の特徴をわかりやすく紹介しているので、ACモーター搭載扇風機とどちらが自分にぴったりか検討してみて！

扇風機とサーキュレーターの違い

「羽根（ファン）を回して風を出す」という基本的な仕組みは同じですが、扇風機は暑いときに涼むためのもの、サーキュレーターは部屋の空気を循環させるためのものと目的が違うため、風の特性が異なります。扇風機は広範囲に届く風、サーキュレーターは遠くまで届く直線的な風というのが一般的な傾向。このほか、一般的に、サーキュレーターよりも扇風機のほうが静音性にすぐれ、多機能という違いもあります。

扇風機の風は広がるため、体に当たる風は“やさしい”傾向。風を浴びて涼みたい人や、複数人に風を届けたいなら扇風機のほうが適するでしょう

とはいえ、扇風機でも部屋の空気を循環させることはできますし、サーキュレーターの風で涼む人もいます。体に当たる風の快適さや、循環させる効率のよさが風の特性によって違うということなので、目的や好みに合わせて選んでかまいません。

一般的に扇風機はサーキュレーターよりも本体サイズが大きいため、部屋に出し放しにしておくのはじゃまに感じることも。エアコンと併用したり、部屋干しの衣類を乾かしたりする用途として多用したいなら、高さが低い製品か、ポールを取り外して低くできる扇風機を選ぶといいでしょう

DCモーター搭載扇風機が人気な理由

羽根を回転させるモーターには、AC（交流）モーターとDC（直流）モーターがあります。2010年にDCモーター搭載の扇風機が発売されてから数年は30,000円超えが当たり前でしたが、近年は10,000円以下で買える製品も登場し、DCモーター搭載機を選ぶ人が増加。価格.comに登録されている扇風機も、DCモーター搭載機が218製品、ACモーター搭載機49製品と、DCモーター搭載扇風機が4倍以上多い割合となっています（2024年9月5日時点）。

とはいえ、数千円から買える従来機（ACモーター）と比べると、まだまだ高価。それでもDCモーター搭載扇風機が選ばれる理由を見ていきましょう。DCモーター搭載機とACモーター搭載機の違いもわかります。

（1）微風で涼める＆風量が細かく設定できる

DCモーターは回転数を細かく制御できるので“自分に快適”な風量に設定しやすく、さらに、超低速回転で送風できるため、机の上に置いた紙が吹き飛ばないほどの微風を生み出すことができます。ほんのり風を浴びながら就寝したいときに役立つでしょう。

DCモーター搭載機は細かく風量を調整できるので、中には30段階以上風量設定できるモデルもあります

（2）運転音が静か

モーターの特性上、運転音が非常に静か。たとえば、バルミューダ「The GreenFan」の場合、最小風量時の運転音はわずか10dBです。木の葉が触れ合う音の騒音レベルが20dBなので、それよりも小さいということ。運転音はほとんど聞こえないレベルだと言えます。

テレビの近くで使用しても、微風ならテレビの音はしっかり聞こえます。正面から風が当たっても不快には感じにくいでしょう

（3）滑らかな風が出る

従来の扇風機から出る風は羽根で風を切ったような断片的な風でしたが、DCモーター搭載扇風機は、羽根の枚数を増やしたり、形状や構造を工夫したりすることで滑らかな風を生み出すものが大半。なお、ACモーター搭載扇風機でも高級モデルは、羽根の枚数や形状を工夫し、滑らかな風が出るようしています。

DCモーター搭載の高級扇風機の先駆けとなったバルミューダ「The GreenFan」は、羽根を二重構造とすることでムラのないスムーズな風を実現
※写真は2014年に発売された「GreenFan Japan」

（4）電気代が抑えられる

製品や風量によって差はありますが、ACモーター搭載扇風機の消費電力は25～40Wが多いようです。いっぽう、DCモーター搭載扇風機は最小風量時と最大風量時の消費電力を記しているモデルが多く、最小風量時の消費電力は1.5～5W程度、最大の消費電力は10～25Wくらい。ざっくり、ACモーター搭載扇風機の半分と考えておけばいいでしょう。

価格.com最安価格は2024年9月5日時点

扇風機は元々消費電力が大きくないため、ACモーター搭載扇風機でも1日8時間で1か月（31日）使った電気代は約192～307円。DCモーター搭載扇風機を最小風量で使うなら、ACモーター搭載扇風機より8～10倍くらい電気代は抑えられそうですが、この程度の差額で10,000円以上するDCモーター搭載扇風機を買おう！とはならないでしょう。それでも、細かく設定できる風量や微風、静かな運転音、滑らかな風といった快適さを鑑みてDCモーター搭載扇風機を選ぶ人が多いようです。
※1kWhあたりの電力量料金を31円で算出

（5）サーキュレーターとして使えるものもある

微風から強い風まで幅広い風量を出せるDCモーターの特性を生かし、サーキュレーターとしても使えるようにした製品があります。左右だけでなく上下にも首振りする自動首振り機能や、真上に送風できるものが多いですが、羽根の形状などを工夫し、部屋の空気循環に最適な気流が作れるようにしているものも。ポールの着脱で本体の高さを変えるタイプや、元々高さが低いタイプも多いです。

購入時にチェックしておくといいポイント

モーターの種類を問わず、選ぶときに確認しておきたいポイントを紹介します。

●首振り角度（送風範囲）

ほとんどの扇風機に自動首振り機能が搭載されていますが、多くは左右にしか首振りしません。「（5）サーキュレーターとして使える扇風機もある」の項目で紹介したとおり、最近は、部屋の空気を循環させる用途でも使えるように、上下に首振りする製品もあります。洗濯物を乾かす、部屋の空気循環に使いたい場合は、そうした扇風機を選ぶといいでしょう。

●タイマー

タイマー機能を搭載した扇風機なら、設定した時間に運転を停止/開始することが可能。「切」タイマーと「入」タイマーがあり、なかには切/入タイマーを同時に設定できる製品もあります。

●消臭機能

シャープの「プラズマクラスター」のように、送風と一緒にイオンを放出し、衣類に付着した臭いを消臭する効果のある扇風機もあります。涼をとるだけでなく、衣類消臭する目的でも使用可能。

●部屋干し運転

普通に送風するだけでも洗濯物は乾きやすくなりますが、部屋干しニーズの高まりを受け、最近は、洗濯物を乾かすのに適した送風範囲や風量で運転するモードを搭載した扇風機があります。消臭機能が搭載されていれば、生乾き臭の発生の抑制も期待できるでしょう。

扇風機には除湿する機能は搭載されていないため、部屋の湿度が高すぎると送風してもなかなか乾かず、生乾き臭が発生する可能性もあります。部屋の湿度が高い場合は除湿機を使いましょう

●安全性

小さな子どもがいる場合、操作ボタンを押しても反応しないようにチャイルドロック機能があると安心。また、羽根に触れて指をケガしないように、ダイソンのような“羽根なし扇風機”を選ぶのもいい方法です。

●操作性

シンプルな機能の製品が多いですが、風量の切替方、操作部の仕様や配置場所、表示方法など細かい部分が異なります。リモコンの有無も製品によって異なるので、使いやすそうなものを選ぶようにしましょう。

操作部が台座ではなく上部にあれば、しゃがまずに操作できます

●送風部の着脱のしやすさ

ガードや羽根、ポールが着脱できるタイプならばポールの取り外しや取り付けが容易にできるかも確かめておきたいポイント。部品のかみ合わせが悪い製品は、着脱に苦労します。実際に試さないとわからない部分ですが、安すぎる製品は設計が甘いこともあるので注意しましょう。

エアコンと扇風機を併用して節電しよう

床上に溜まりやすい冷気を扇風機やサーキュレーターを使って循環させて温度ムラをなくせば、エアコンの設定温度を少し上げても快適。かつ、電気代を抑えられるというのが夏場の節約方法の定番です。このほか、扇風機の風を体に当てて体感温度を下げ、その分、エアコンの設定温度を上げるのもいい方法。この使い方をするときにも、DCモーター搭載扇風機なら風量を細かく切り替えられるので快適性が保ちやすいでしょう。

パナソニックが開催した夏場の節電セミナーでは、風速が1m/秒上がると体感温度が1～2度下がるとのことでした

おすすめ扇風機19選

好みの風や使用方法に合わせて選べるように、DCモーター搭載扇風機とACモーター搭載扇風機それぞれのおすすめモデルを選んでみました。

1.省エネ＆微風で涼めるDCモーター搭載扇風機

ハイポジションのリビングファンを中心に、小さめの部屋で使いやすいコンパクトタイプ、置き場を圧迫しないタワーファンを厳選しました。サーキュレーターとして使える製品もあります。

1-1.シャープ「PJ-S3DS」
長時間風に当たっていてもだるくなりにくい

扇風機の風を浴びて涼みたいけれど、体がだるくなるのがネックという人にうってつけ！ アサギマダラ蝶の羽根形状を模したファン「ネイチャーウイング」から生み出されるムラのない風に、肌表面の水分蒸発を抑えるプラズマクラスターイオンをのせることで、長時間風に当たっていると起こりやすいだるさ感や手足の冷えすぎを抑制。プラズマクラスターイオンによる、衣類やソファに染み付いたタバコ臭・汗臭、料理の臭いなどの消臭効果も期待できます。

「衣類乾燥モード」や、表示部の明るさを抑えるとともに切タイマーと連動して風量を徐々に下げていく「おやすみモード」を搭載

1-2.パナソニック「F-C339B」
温度センサーを使った自動運転を搭載

風速や風量を変化させるリズムなどを調整し、信州の蓼科高原に吹く風を再現した「1/fゆらぎ」という自然風が特徴。一定風量の風を連続で浴び続けるよりも体温低下が抑えられるので、長時間風に当たりたい人や就寝時に最適です。また、温度センサーを使用した自動運転モードを搭載しているのもポイント。室温に合わせて風量を調節したり、運転を停止/再開したりする「おまかせモード」、段階的に風量を弱め、センサーで30分ごとに室温をチェックし、スタートから30分後に運転音30dB以下になるように運転する「おやすみモード」（操作パネルのランプの明るさも抑える）を使えば、操作する手間なく快適に過ごせます。

洗濯物を乾かすのに適した緩急をつけた風で運転する「部屋干しモード」も搭載

なお、価格.comではすでに「F-C339B」は完売の状態（2024年9月5日時点）。温度センサーや自動運転モード（部屋干しモードも含む）を搭載しない7枚羽根の「F-C337B」もラインアップされているので、「1/fゆらぎ」の風で涼みたいなら「F-C337B」を選ぶといいでしょう。

1-3.東芝「TF-30DL27」
シーンに合わせて選べる2種類のランダム風

風量1～3の範囲でゆるやかに変化する「ふわり風」と、風量1～4の範囲で自然の風のようなリズムを作り出す「ゆらぎ風」という2種類の「ランダム風モード」を搭載。静電気によるホコリの付着を軽減する加工を羽根に施し、リモコンに運転状況が確認できる液晶ディスプレイを付けるなど、使い勝手にも配慮しています。

1-4.日立「HEF-DL300F」
うちわであおいだようなやさしい風

連続風は6段階で設定でき、最も風量の小さい「微風」ではうちわであおいだような自然な風を届けます。通常の運転に加え、設定した風量に合わせて自動で風量が変わる「リズム運転」（切・入タイマーの設定可能）や、約20分ごとに風量を1段階ずつ下げ、約2時間後に運転が自動停止する「おやすみ運転」（切タイマーで時間設定可能）を用意。表示ランプの明るさを落とし、操作音を消す機能も搭載しています。

1-5.山善「YKLX-SD302」
1万円以下で買えるDCモーター搭載機

DCモーターを搭載していながら1万円以下の価格が魅力（2024年8月5日時点）。9段階の風量調節やリズム風のほか、風量を徐々に落としていく「おやすみモード」、切・入タイマーなどを備えています。また、何らかの操作後約30秒経過すると表示ランプの明るさを抑える減光機能も搭載。

なお、価格.comでは「YKLX-SD302」は完売の状態です（2024年9月5日時点）。本製品が欲しい人は、店頭などで見つけたら迷わず購入したほうがいいかも。

1-6.バルミューダ「The GreenFan」
サーキュレーターとしても使える＆バッテリーでも動く

センサーやリズム風は搭載しておらず、風量調節は4段階、タイマーは運転を停止する時間を設定する「切タイマー」のみと機能はシンプルですが、二重構造の羽根が生み出す風が特徴。速度が異なる風を同時に発生させ、その2つの風の渦がぶつかり合って拡散することで大きく広がり、体をやさしく包み込むような風を届けます。この風は肌の冷やしすぎが防げるので、長時間浴び続けても疲れにくいそう。また、中間ポールを取り外せばショートサイズになり、サーキュレーターのように使用可能。電源が取れない場所や停電時にも使える別売のバッテリー（EGF-P100）も用意されています。

左端は中間ポールを取り外し、ショートサイズにした状態

1-7.三菱電機「SEASONS R30J-DDC」
立体的な首振り＆ロースタイルでも使える

本製品もバルミューダ「The GreenFan」のように、ポールを取り外してサーキュレーターのように使えるモデル。左右180度までワイドに首振りするだけでなく、上下方向にも首振り可能。真上にも送風でき、上下左右を組み合わせた立体的な送風もできるので、部屋の空気の循環や部屋干しにも絶大な効果を発揮してくれるでしょう。最大風量時の消費電力はここまで紹介した扇風機の中で最も小さい13Wながら、10m先まで到達する風を生み出します。

「R30J-DDC」のハイポジションとローポジション。風量を徐々に弱くし、設定した時間になると運転が停止する「おやすみタイマー」も搭載しています

1-8.三菱電機「SEASONS R30J-DMB」
扇風機とサーキュレーターを使い分けられるお手ごろ価格なモデル

「1-7」で紹介した「SEASONS R30J-DDC」の下位モデル。ポールを着脱することでハイポジションとローポジションに変えられる構造や、羽根や本体サイズ、風量の切り替え数などは上位モデルと同じです。上下の首振り機能は非搭載ですが、手動でヘッドを真上に向けられるので、立体的な首振りができなくていいなら本製品を選ぶのもあり！

「R30J-DMB」のハイポジションとローポジション。「おやすみタイマー」は搭載されていますが、消灯・消音機能は非搭載

1-9.山善「YHX-FGD303」
使用時の約1/4の高さでコンパクトに収納できる

扇風機を使わない時期の収納性を重視するなら本製品が最適です。ポールや電源コードなどをベース裏面に組み込めるので、収納時の高さは扇風機使用時の約1/4に！ ポールを1本外すとローポジションの扇風機として使えるようになりますが、その際、取り外したポールをベースに収納しておけるのも、この構造のメリットです。扇風機としての性能はシンプルなもの。センサーなどは搭載しておらず、連続風（8段階）か、風の強弱が変わる「リズム風」のどちらかで送風します。

※収納した状態の写真は従来モデルです

1-10.バルミューダ「GreenFan Studio」
23m先まで届くジェットモードを搭載したおしゃれな扇風機

二重構造の羽根とDCブラシレスモーターを使った「グリーンファンテクノロジー」で、ムラのない心地よい風を生み出す仕組みは「1-6」で紹介した「The GreenFan」と同じですが、「GreenFan Studio」はハイパワーなモーターを採用しており、微風から23m先まで届く大風量まで出すことが可能（「The GreenFan」は15m先まで）。さらに、風量ボタンを長押しすれば一気に最大風量で送風する「ジェットモード」に切り替わるので、部屋の空気を素早く循環させたいときに便利です。

1-11.シャープ「PJ-S2DS」
上下左右に3Dターンして首振りして送風

左右の首振り角度は最大90度ですが、真上から下向き10度までぐるりと首振り可能。上下左右への立体的な送風と、アホウドリの翼を応用したネイチャーウイングが生み出す直進性の高い風で、部屋の空気を効率よく循環できます。シャープの扇風機らしく、ソファや寝具、衣類などに染み付いた料理臭や体臭、タバコ臭などを消臭するプラズマクラスターも搭載。「衣類消臭モード」、切タイマーと連動して徐々に風量を下げて、設定時間に運転を自動停止する「おやすみモード」もあります。

1-12.ダイソン「Dyson Purifier Cool Gen1」
きれいな空気で涼める

設置スペースを抑えたいなら、タワーファンを選ぶのもあり！ 本製品は扇風機と空気清浄機を組み合わせた構造なので、1年中使用可能。PM0.1レベルの微細な粒子を99.95％キャッチできる「グラスHEPAフィルター」と、有害なガスや臭いを除去する「活性炭フィルター」が花粉やホコリ、臭いなどを取り除き、きれいな空気にして送風します。羽根がないので、小さな子どもがいても安心。ディスプレイの明るさを落とし、風量1～4の範囲で静音性を優先して運転する「ナイトモード」も搭載しています。

1-13.シロカ「ビューンタワー SF-T151」
ファンを取り外して洗える＆送風の向きを素早く変えられる

一般的なタワーファンはファンを取り外せませんが、「SF-T151」は工具不要でファンを本体カバーと取り外して水洗いできます。首振り角度が75度・120度・330度と広いので、設置場所やシーンに合わせて便利に使えそう。また、本体正面から左右165度の範囲に限られますが、リモコンの「ここピタ」ボタンを押せば、その方向に風向きが変わる機能を搭載。素早く風に当たりたいときに役立ちます。このほか、サーキュレーターとして使えるように、最大到達距離約20m以上というパワフルな送風で部屋の空気を循環させる「ターボ」運転も搭載。もちろん、そよ風のようなやさしい送風もできます。

2.高コスパなACモーター搭載扇風機

昔ながらの扇風機で不満はない、微風ではなくガンガン風に当たりたい！ という人は、価格の安いACモーター搭載機でOK。その中から、風の出し方を工夫したり、センサーを使ったりするなど快適さを追求した人気モデルを紹介します。

2-1.シャープ「PJ-S3AS」
電気代を抑えられるリズム風

一定の周期で風量を切り替えて自然に近い風で送風する「リズム風」を搭載。ただ心地いいだけでなく、「弱」運転より約37％省エネになるのもメリット。「プラズマクラスター7000」を搭載しているので、送風しながら、布製品に付着した臭いの消臭もしてくれます。

2-2.パナソニック「F-C324B」
「1/fゆらぎ」の風で涼めるACモーター搭載扇風機

流線形の7枚羽根から生まれる風は風速の変動幅が小さく、ACモーター搭載機ながら滑らかな風を浴びることができます。同社DCモーター搭載リビングファンに採用されている「1/fゆらぎ」の風も搭載。強弱の風を不規則に届ける1/fゆらぎの風なら、長時間扇風機の風に当たっていても疲れを感じにくいそう。

2-3.東芝「TF-30AL27」
2種類のランダム風が送風できるACモーター搭載機

風量切替の数が1つ少ない3段階で、首振りのオン/オフがリモコンできない、入タイマーがないなど若干の違いはありますが、羽根や主な機能は「1-3」で紹介したDCモーター搭載機「TF-30DL27」と同じ。風量1～3の間で穏やかに変化する「ふわり風」と、風量1～4の間で自然の風のようなリズムで送風する「ゆらぎ風」の2種類のランダム風モードも搭載しています。

2-4.日立「HEF-AL300F」
ACモーター搭載機でもうちわであおいだような微風で涼める

8枚の羽根から出る切れ目のないやさしい風と、羽根の回転数や風量を調整することでACモーター搭載モデルでも、うちわであおいだような微風を実現。同社のDCモーター搭載機に採用している、風量を切り替えながら送風する「リズム運転」や就寝時の快適さを考慮した「おやすみ運転」も搭載しています。

2-5.三菱電機「R30J-RC」
ヘッドの後ろが長くないから20cmの隙間に収納できる

「1-7」で紹介したDCモーター搭載機「SEASONS」シリーズと同じ形状の羽根なので、「強」運転でも運転音35dBと静か。設定された時間に向けて徐々に風量を弱めていく「おやすみタイマー」やリズム風を搭載しています。そして、本製品は収納のスペースを取らないのが魅力。ヘッドの後方が支柱やベースからはみ出さない「バックレスモーター」を採用し、ベースを分解して支柱にかけられる機構とすることで、奥行き約195mmでの収納を実現しました。羽根がワンタッチで着脱できる仕組みも便利です。

2-6.ツインバード「EF-D914B」
ファンを取り外して丸洗いできるACモーター搭載タワーファン

「1-13」で紹介した「ビューンタワー SF-T151」同様に、ファンを取り外して丸洗いできます。送風は連続運転のほか、室温に合わせて風量を調整する自動運転、就寝時に最適な「おやすみモード」（「弱」選択時以外は徐々に風量が弱くなる）、選択した風量に基準に強弱をつけて送風する「リズムモード」などを搭載。

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