食材を長持ちさせるだけでなく、おいしさや鮮度を持続させる保存や、家事の負担を減らす機能を搭載するなど冷蔵庫は進化しています。本特集では、選び方をわかりやすく解説。ファミリー向けの中型・大型冷蔵庫からひとり暮らし向けの小型冷蔵庫まで、人気モデルも紹介します。
- 冷蔵庫選びの基本は容量とサイズ
- ・自分の家に必要な容量をチェック
- ・冷蔵庫のサイズは設置スペースと搬入経路の広さを確認してから決める
- 電気代が気になるなら「年間消費電力量」をチェック
- 使いやすさも重要! レイアウトや機能をチェック
- おいしく保存する保鮮機能で選ぶのもあり!
- おすすめ冷蔵庫26選
- └500L以上の冷蔵庫 大家族向け(5人暮らし以上)
- └400~500Lの冷蔵庫 家族向け(3人暮らし、4人暮らし)
- └300~400Lの冷蔵庫 2人暮らし向け
- └150~300Lの冷蔵庫 ひとり暮らし向け(自炊)
- └150L未満の冷蔵庫 ひとり暮らし向け(外食)
- お得に手に入れたいなら価格.comの人気売れ筋ランキングをチェック!
- 機能で選びたい人に! 代表的な保鮮機能と搭載機種
冷蔵庫選びの基本は容量とサイズ
冷蔵庫を選ぶときには、最初に「容量」と「サイズ」を決めます。自分の家で必要な容量を考えることからスタートし、その容量の冷蔵庫が置けるサイズであるかを確認しましょう。
●自分の家に必要な容量をチェック
一般的な家庭で使用する冷蔵庫の必要な容量は、「(70L×家族の人数)+常備品容量120~170L+予備スペース100L」で算出できます。
たとえば、4人家族なら「(70L×4人)+(120~170L)+100L」なので500~550Lとなります
ひとり暮らしから6人以上の家族までの家庭に最適な冷蔵庫の容量
ただし、この計算式で算出した容量はあくまでも目安。自炊をするか、食べ盛りの子どもがいるか、まとめ買いをするかなど、人数が同じでも家庭によって必要になる容量は大きく異なります。冷蔵室にギュウギュウに食材を詰め込むと冷却効率が落ちてムダな電気代がかかるので、生活スタイルに合わせて余裕のある容量を選びましょう。
●冷蔵庫のサイズは設置スペースと搬入経路の広さを確認してから決める
冷蔵庫は基本的に、容量が大きくなると本体サイズも大きくなります。そのため、いくら「容量が大きいものが欲しい」と思っても、設置スペースや搬入経路が狭ければ置くことはできません。購入する冷蔵庫を決めるうえで、以下の3点は必ずチェックしておきましょう。
【チェック1】設置スペースの大きさを確認
冷蔵庫は、熱を逃がすために壁などから離して設置します。必要な放熱スペースは製品によって異なりますが、ファミリー向け冷蔵庫の多くは左右に0.5cm以上、上部に5cm以上スペースを確保するのが一般的。
いっぽう、小型冷蔵庫は左右2cm以上、上面10cm以上、背面5cm以上の放熱スペースを必要とするなど、大容量な製品より多く隙間を設けなければならないことがあります。「本体サイズ+放熱スペース」で設置できるサイズの冷蔵庫を選びましょう。
大型冷蔵庫の場合、最上段の奥にある食材を楽に取り出せるように高さや奥行も考慮すると快適に使えます
【チェック2】搬入経路の広さを確かめる
設置スペースに収まるサイズであっても、搬入経路の広さが足りなければ設置できません。玄関やエレベーター、廊下などは「冷蔵庫のサイズ+10cm」を目安に搬入経路が確保できるかを確認しましょう。その際、ドアノブや手すり、壁の出っ張りの分を差し引いても十分なスペースがあるか、曲がるためのスペースが確保できるかも忘れずに確かめてください。
【チェック3】ドアの開き方
容量や本体サイズを決めるうえで直接関係はしませんが、設置場所に合う開き方を選ばないとドアが途中までしか開けられず、庫内のものが取り出しにくくなります。
ドアが片方にしか開かない「片開き」タイプには「右開き」と「左開き」があるので、右側に壁がある場合は右開き、左に壁があるなら左開きを選ぶと使いやすいでしょう。ちなみに、シャープの「どっちもドア」のように、左右どちらからもドアを開けられる「左右開き」タイプの製品もあります。
そして、450L以上の冷蔵庫では、2枚のドアが左右に開く「フレンチドア」タイプが多くなります。フレンチドアタイプの冷蔵庫は片開きのドアよりもドア1枚のサイズが小さく、比較的設置するスペースをとりません。また、ドアを片方だけ開けてものを取り出せるため冷気が逃げにくく、省エネ性が高いといったメリットもあります。
電気代が気になるなら「年間消費電力量」をチェック
冷蔵庫は365日24時間休まず動き続けるため、家庭の中でも消費電力の大きい家電のひとつです。光熱費を抑えたいなら、スペックの「年間消費電力量」をチェックしましょう。
家電は大きい製品ほど消費電力も大きくなると思われがちですが、冷蔵庫に関してはほとんどが逆。下の図版は一例ですが、パナソニックの600Lの「NR-F609WPX」と365Lの「NR-C374C」を比べると、容量の大きな「NR-F609WPX」のほうが年間消費電力量は少なく、省エネ性能が高いことがわかります。
価格.com最安価格は2024年9月20日時点
さらに、本体幅や容量が同じでもグレードの高い製品のほうが省エネ性能にすぐれることが大半。ランニングコストを重視すると設置できるサイズの中でも大容量な製品が候補にあがりますが、大容量で高性能な製品は本体価格も高くなるので、予算と相談して選びましょう。
使いやすさも重要! レイアウトや機能をチェック
冷蔵庫は毎日使うものだけに、使いやすさも重要なポイント。冷蔵庫の各部屋のレイアウトや機能など、ちょっとした違いで使用時のストレスが軽減されます。
●使い方に合わせて「真ん中野菜室」か「真ん中冷凍室」を決める
日本の冷蔵庫は、ほとんどが最上段に「冷蔵室」があり、その下に引き出し式の「野菜室」と「冷凍室」があります。最下段にある引き出しは、かがんで食材を取り出す必要があるため、よく利用する引き出しは「真ん中」にあるのが理想。野菜を多く料理する家庭なら「真ん中野菜室」、冷凍食品を頻繁に利用するなら「真ん中冷凍室」を選ぶと使いやすいでしょう。
左が「真ん中冷凍室」で、右が「真ん中野菜室」
●使いやすさにつながる人気機能
氷をよく使う家庭なら自動製氷機能、冷蔵庫の中身を外出先でも確認したいならカメラ搭載モデルというように、生活スタイルに合わせた「あると便利」な機能もチェックしておきましょう。
自動製氷機能
給水タンクに水を入れておけば、自動で氷を作ってくれる機能。センサーで製氷室にある氷の量をチェックし、氷が減ってきたら自動で継ぎ足してくれる便利な機能ですが、製氷皿が取り外せない製品も多いため、掃除の面倒さや衛生面での不安から、あえて自動製氷機能が搭載されていない製品を選ぶ家庭もあります。
カメラ
この数年で登場したのが、カメラ搭載冷蔵庫。リアルタイムではありませんが、外出先から自宅の冷蔵庫内の様子を確認でき、買い忘れや2重購入を減らすのに役立ちます。
写真は、日立の「冷蔵庫カメラ」。冷蔵室のドアを開いたときに庫内が撮影され、スマートフォンのアプリ上でその写真を確認できます。日立のほか、パナソニック、アイリスオーヤマもカメラ搭載冷蔵庫をラインアップ
おいしく保存する保鮮機能で選ぶのもあり!
冷蔵庫は食材を最適な温度で保存できるように、温度帯の異なるいくつかの部屋に分かれています。「冷蔵室」「冷凍室」「野菜室」などに加え、250L以上の冷蔵庫には、冷蔵室よりも2~3度低い温度帯の「チルド室(チルドルーム)」や高めの湿度に設定された「野菜室」があるのが一般的。温度や湿度が違うだけでなく、それぞれに適した冷やし方をしているので、野菜なら野菜室というように適した部屋に入れるほうが長い期間おいしさや鮮度を保持できます。
450L以上の冷蔵庫に多いフレンチドア・6ドアの、各部屋のレイアウトの一例。各部屋の温度帯はメーカーによって若干違いがあり、チルド室やパーシャル室、急冷凍室など名称も製品によって異なります
当然ながら、上位モデルになるほど機能が充実しており、すぐれた保鮮機能が搭載されています。特に「チルド室/パーシャル室」「急冷凍室」「野菜室」は製品ごとに違いが出る部分。代表的な機能は記事末にまとめてあるので、保鮮機能で製品を選びたい人はチェックしてみてください。
●チルド室/パーシャル室の保鮮機能
チルド室の温度を切り替え、0~2度前後のチルド保存と約-1~-3度のパーシャル保存を使い分けられる製品や、チルド室とパーシャル室の両方を備えた製品がこの10年で増加。パーシャル室は食材の表面がわずかに凍り始める温度帯なので、チルド室よりも食材が長持ちするうえ、冷凍保存のように時間のかかる解凍作業が必要ありません。解凍しなくていいため、ドリップが出にくいのもメリットです。
●急冷凍室の保鮮機能
主に450L以上の冷蔵庫は「製氷室」のほかに冷凍室が2つあり、上にあるものは「上段冷凍室(冷凍室上段)」、下にある大きな引き出し部は「下段冷凍室(冷凍室下段)」と称されます。上段冷凍室には急速冷凍できる機能を備えた製品が多く、肉や魚、野菜を素早く冷凍することで、よりおいしく保存することが可能。食材の熱を素早く奪う熱伝導性の高い金属トレイを利用する、食材に直接冷風を吹き付ける、過冷却現象を応用するなど、急速冷凍の方法は製品によって異なり、なかには粗熱取りや凍った食材の解凍ができる製品もあります。
●野菜室の保鮮機能
160L以上の冷蔵庫にはほぼ搭載されており、多くの製品が、冷蔵室より温度と湿度を高くすることで野菜がしなびることを抑制。上位モデルの野菜室には、野菜を劣化させるエチレンガスを分解する触媒フィルターを内蔵したり、野菜を長持ちさせる光を照射したりするなど、さまざまな工夫が施されています。
左が普通の野菜室、右が三菱電機の「朝どれ野菜室」に7日間入れておいたほうれんそう
おすすめ冷蔵庫26選
「自分の家に必要な容量をチェック」で家族の人数で容量の目安はつけられますが、生活スタイルによって必要な容量は大きく異なり、設置スペースで選べる容量も違います。容量ごとにおすすめ製品をセレクトしたので、自分の家に合う冷蔵庫を見つけてください。
└【1】500L以上のおすすめ冷蔵庫 大家族向け(5人暮らし以上)
└【2】400~500Lのおすすめ冷蔵庫 家族向け(3人暮らし、4人暮らし)
└【3】300~400Lのおすすめ冷蔵庫 2人暮らし向け
└【4】150~300Lのおすすめ冷蔵庫 ひとり暮らし向け(自炊)
└【5】150L未満のおすすめ冷蔵庫 ひとり暮らし向け(外食)
【1】500L以上のおすすめ冷蔵庫 大家族向け(5人暮らし以上)
日本では設置スペースが限られているため、大容量モデルの中でも幅650mmや600mmの製品が人気。容量500L以上の冷蔵庫には本体幅600mmの製品は少ないので、本体幅600mmで探したい場合は400~500Lの冷蔵庫をチェックしましょう。
1-1.三菱電機「MR-MZ54K」(容量540L、本体幅650mm)
冷蔵室の幅いっぱいまであるチルド室とパーシャル室
製氷用の給水タンクを冷蔵室の床に埋め込み、広さを確保したチルド室を採用。上段は一般的なチルド室で、下段はチルド室より低温の約-3~0度で凍らせずに保存する「氷点下ストッカールーム」なので、食材をたっぷり収納できます。
三菱電機独自の冷凍技術「過冷却現象」を使った「切れちゃう瞬冷凍A.I.」や、3色のLEDで野菜の光合成をうながして鮮度を保つ「朝どれ野菜室」などのすぐれた保鮮機能を搭載。自動製氷機の製氷皿、ポンプ、パイプ、フィルターをすべて外して洗えるのも魅力です。
基本的な構造や機能が同じで、容量602L、奧行738mmの「MR-MZ60K」(幅685mm)もラインアップ
●三菱電機「MR-MZ54K」のスペック
・サイズ:650(幅)×699(奥行)×1,833(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/瞬冷凍室/野菜室/冷凍室):540L/298L<220L(フレッシュゾーン26L)>/19L<5L>/29L<16L>/103L<72L>/91L<60L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:ひろびろ氷点下ストッカーD A.I.、ワイドチルド、切れちゃう瞬冷凍A.I.、真ん中朝どれ野菜室
「MR-MZ54K」と本体サイズや主な機能が同じ“真ん中冷凍室”レイアウトの「MR-WZ55K」(容量547L)もラインアップされています。
基本的な構造や機能が同じで、容量608L、奧行738mmの「MR-WZ61K」(幅685mm)もあります
●三菱電機「MR-WZ55K」のスペック
・サイズ:650(幅)×699(奥行)×1,833(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/瞬冷凍室/冷凍室/野菜室):547L/298L<220L(フレッシュゾーン26L)>/21L<5L>/29L<16L>/99L<64L>/100L<69L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:ひろびろ氷点下ストッカーD A.I.、ワイドチルド、切れちゃう瞬冷凍A.I.、朝どれ野菜室
1-2.日立「R-HW54V」(容量540L、本体幅650mm)
広々使える急速冷凍スペースとチルド機能を搭載
下段冷凍室は3段構造の「らくうま!ひろin冷凍」。その1段目は急速冷凍のスペース「デリシャス冷凍」なので、生の肉や魚、作りおきのおかず、炊きたてのごはんなどを素早く凍らせたいものが多いなら重宝するでしょう。
野菜室には、野菜の呼吸活動を低下させて栄養素の減少を抑える「新鮮スリープ野菜室」を採用し、冷蔵室には冷気を直接当てない間接冷却で食材の乾燥を抑えながら約-2~0度で保鮮する「特鮮氷温ルーム」(チルド室)のほか、冷蔵室の全段をより低温(約0~3度)にする「まるごとチルド」機能を備えているので、たっぷりチルド保存できます。
同機能を搭載した容量617Lの「R-HW62V」(幅685mm)もラインアップ
●日立「R-HW54V」のスペック
・サイズ:650(幅)×701(奥行)×1,833(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室/野菜室):540L/278L<210L(まるごとチルド133L、特鮮氷温ルーム14L>/22L<7L>/28L<14L>/109L<69L>/103L<69L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:まるごとチルド、クイック冷却、特鮮氷温ルーム、デリシャス冷凍、新鮮スリープ野菜室
1-3.パナソニック「NR-F53HX1」(容量525L、本体幅650mm)
冷蔵室上段奥まで届きやすく、引き出し奥まで確認しやすい
コンプレッサーを上部に配置したトップユニット方式なため、冷蔵室最上段の奥まで手が届きやすく、下段にある野菜室や冷凍室は奥まで広いスペースを確保。さらに、引き出しは最大限まで引き出せる「ワンダフルオープン」なので、しっかり奥まで確認できます。
業務用レベルの急速冷凍で素早く凍らせる「はやうま冷凍」と、素早く冷ます「はやうま冷却」が使える「クーリングアシストルーム」を上段冷凍室に備え、下段冷凍庫には冷凍室の開け閉めなどの温度変化から食材を守る「うまもりカバー」を装備。約-3度で完全には凍らせずに保存する「微凍結パーシャル」に切り替えられるチルド室や、湿度をコントロールするモイスチャーコントロールフィルターを備えた「Wシャキシャキ野菜室」も搭載しています。
同機能を搭載した容量601Lの「NR-F60HX1」(幅685mm)もラインアップ
●パナソニック「NR-F53HX1」のスペック
・サイズ:650(幅)×699(奥行)×1,828(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/クーリングアシストルーム/冷凍室/野菜室):525L/273L<199L(パーシャル/チルド切替室15L>/17L<4L>/27L<14L>/98L<62L>/110L<76L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:微凍結パーシャル、はやうま冷凍、はやうま冷却、うまもりカバー、Wシャキシャキ野菜室
1-4.東芝「VEGETA GR-W510FZ」(容量508L、本体幅650mm)
野菜をよく使うなら野菜室が大きい「VEGETA」シリーズ
“真ん中野菜室”といっても製氷室の下にある製品が多い中、東芝は冷蔵室の下に配置。野菜室の容量も大きいので、野菜を使うことが多い人にうってつけでしょう。湿度を約95%以上に保つミストチャージユニットや、使いかけの野菜を入れておける「使い切り野菜BOX」、底面に用意された穴から野菜くずなどを落とせる「おそうじ口」を備えた「もっと潤う 摘みたて野菜室」で、野菜を新鮮なまま保存できます。
そして、上から強力な冷気を当てると同時にトレイ下の冷気で素早く冷凍する「おいしさ密封急冷凍」と、冷気を直接当てずに凍らせることで霜がつくのを抑える「おいしさ持続上質冷凍」で使い分けられる上段冷凍室も搭載。チルド室は2段構造で、上段は、凍らせずに生のおいしさを保つ「氷結晶チルドモード」、約-4度で一気に冷却し鮮度をキープする「速鮮チルドモード」、凍った食材をうまみと栄養素を守りながらサクッと切れる状態にする「解凍モード」に切り替えられます。
同機能を搭載した容量551Lの「GR-W550FZ」(幅685mm)もラインアップ
●東芝「VEGETA GR-W510FZ」のスペック
・サイズ:650(幅)×699(奥行)×1,833(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室):508L/259L<198L(チルドルーム19L)>/112L<76L>/20L<7L>/24L<13L>/93L<61L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:チルド室(氷結晶チルドモード、速鮮チルドモード、解凍モード)、おいしさ密封急冷凍、おいしさ持続上質冷凍、もっと潤う 摘みたて野菜室(ミストチャージユニット、使い切り野菜BOX)
1-5.パナソニック「NR-F50EX1」(容量501L、本体幅650mm)
冷蔵室上段奥まで届きやすく、引き出し奥まで確認しやすいお手ごろモデル
コンプレッサーを上部に配置したトップユニット方式と、下段冷凍室と野菜室を奥まで引き出せる「ワンダフルオープン」を採用したエントリーモデル。上位モデルに搭載されている、業務用レベルの急速冷凍でスピーディーに凍らせる「はやうま冷凍」と、素早く冷ます「はやうま冷却」に切り替えられる「クーリングアシストルーム」は非搭載ですが、上段冷凍は熱々のごはんも素早く冷凍できる機能を備えています。
このほか、肉や魚が凍り始めるギリギリの約-3度で保存する「微凍結パーシャル」に設定できるチルド室を搭載。野菜室は2段構造で、下段にモイスチャーコントロールフィルターを備えた「シャキシャキ野菜室」を採用しています。
●パナソニック「NR-F50EX1」のスペック
・サイズ:650(幅)×699(奥行)×1,828(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/新鮮凍結ルーム/冷凍室/野菜室):501L/259L<188L(パーシャル/チルド切替室15L>/17L<4L>/28L<15L>/92L<64L>/105L<73L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:微凍結パーシャル、新鮮凍結、シャキシャキ野菜室
1-6.東芝「VEGETA GR-W500GT」(容量501L、本体幅600mm)
幅600mmで容量500L以上のスリム&大容量
強度と冷却能力を保持しながら真空断熱材を薄型化することで、本体幅600mmで501Lの大容量を実現。奧行きも704mmとそれほど大きくないので、設置スペースを抑えながら、なるべく大きな容量の冷蔵庫が欲しい人によさそう。下段冷凍室は3段構成で、いちばん下の段には冷凍食品などを立てて収納できます。
主な機能は「1-4」で紹介した「VEGETA GR-W510FZ」と同じ。野菜をシャキッとした状態で長持ちさせる「もっと潤う 摘みたて野菜室」、おいしさをキープしたまま冷凍する「おいしさ密封急冷凍」や「おいしさ持続上質冷凍」、3つのモードに切り替えできるチルド室などを搭載しています。
●東芝「VEGETA GR-W500GT」のスペック
・サイズ:600(幅)×704(奥行)×1,850(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室):501L/257L<202L(チルドルーム15L)>/98L<62L>/17L<6L>/27L<14L>/102L<69L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:チルド室(氷結晶チルドモード、速鮮チルドモード、解凍モード)、おいしさ密封急冷凍、おいしさ持続上質冷凍、もっと潤う 摘みたて野菜室(ミストチャージユニット、使い切り野菜BOX)
【2】400~500Lのおすすめ冷蔵庫 家族向け(3人暮らし、4人暮らし)
すぐれた保鮮機能や省エネ性能、便利な機能などは450L以上の冷蔵庫に搭載されることが多い傾向。冷蔵庫の場合、「大は小を兼ねる」が当てはまるので、本体幅650mmの製品が設置できるスペースがあるなら500L以上の冷蔵庫を選んでもいいでしょう。
2-1.日立「R-HWS47T」(容量470L、本体幅600mm)
上位モデルと同じ保鮮機能を搭載した幅600mmモデル
凍らせない約-1度で保存する「特鮮氷温ルーム」(チルド室)や冷蔵室全段がチルド温度になる「まるごとチルド」、野菜の呼吸活動を抑えることで鮮度を長持ちさせる「新鮮スリープ野菜室」など上位モデルと同じ保鮮機能を搭載。ただし、下段冷凍室1段目の急冷凍スペースは自動で急冷が始まる「デリシャス冷凍」ではなく、手動で設定を切り替える「急冷凍」となります。
●日立「R-HWS47T」のスペック
・サイズ:600(幅)×701(奥行)×1,833(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室/野菜室):470L/243L<188L(まるごとチルド118L、特鮮氷温ルーム13L>/22L<7L>/23L<12L>/95L<62L>/87L<58L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:まるごとチルド、クイック冷却、特鮮氷温ルーム、急冷凍、新鮮スリープ野菜室
2-2.三菱電機「MR-MD45K」(容量451L、本体幅600mm)
基本的な保鮮機能は上位モデルと同じで狙い目
氷点下でも凍らない「氷点下ストッカーD A.I.」の横に製氷用の給水タンクがあり、その上にチルド室を配置。チルド室が冷蔵室の幅いっぱいまで確保されているので、広々使えます。
解凍せずに簡単にカットできる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」や、3色LEDで野菜のビタミンCや糖量を増やしながら鮮度もキープする「朝どれ野菜室」といった保鮮機能も搭載。製氷機のパーツをすべて取り外して洗えるなど、主な機能は上位モデルと同じです。
●三菱電機「MR-MD45K」のスペック
・サイズ:600(幅)×699(奥行)×1,826(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/瞬冷凍室/野菜室/冷凍室):451L/243L<191L(フレッシュゾーン20L)>/18L<4L>/22L<12L>/87L<59L>/81L<54L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:氷点下ストッカーD A.I.、ワイドチルド、切れちゃう瞬冷凍A.I.、真ん中朝どれ野菜室
「MR-MD45K」と主な機能が同じ“真ん中冷凍室”レイアウトの「MR-BD46K」(容量455L)もラインアップされています。
●三菱電機「MR-BD46K」のスペック
・サイズ:600(幅)×699(奥行)×1,821(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/瞬冷凍室/冷凍室/野菜室):455L/239L<187L(フレッシュゾーン20L)>/22L<5L>/26L<15L>/81L<54L>/87L<59L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:氷点下ストッカーD A.I.、ワイドチルド、切れちゃう瞬冷凍A.I.、朝どれ野菜室
2-3.AQUA「Delie AQR-VZ46P」(容量458L、本体幅600mm)
冷蔵室から野菜室の中を確認できる
冷蔵室の底面が透明になっており、その下に配置された野菜室の中を冷蔵室から確認できる構造が特徴。いちいち野菜室を開ける手間がなく、開け閉めによる温度変化も起こりにくくなります。2種類のLEDで野菜の鮮度を守る機能も搭載。チルド室が冷蔵室の幅いっぱい確保されているものいいところ。
チルド室には、通常モード(約0~2度)と生鮮モード(約-2~0度)に切り替えできる「旬鮮チルドSELECT」、冷凍室には霜取り運転時に暖気が入らないように冷気の出入口に開閉式のふたを装備した「おいシールド冷凍」を採用しています。自動製氷機を備えていますが、使用しない場合は、製氷皿と給水タンクを取り外して普通の冷凍室として使うことも可能。
同機能を搭載した容量430Lの「AQR-VZ43P/AQR-VZ43PL」(幅600mm)もラインアップ
●AQUA「Delie AQR-VZ46P」のスペック
・サイズ:600(幅)×710(奥行)×1,840(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/上段冷凍室/下段冷凍室):458L/239L<184L(ベジチルド8L、チルドルーム15L)>/67L<38L>/67L<35L>/85L<48L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:旬鮮チルドSELECT、おいシールド冷凍、クイック冷凍、見えるTWIN LED野菜室
2-4.パナソニック「NR-E45PX1」(容量450L、本体幅600mm)
人気の構造を採用&スマホ連携機能で賢く省エネ
上段冷凍室に急冷凍機能、肉や魚が凍り始めるギリギリの約-3度で保存する「微凍結パーシャル」に切り替えられるチルド室、下段にモイスチャーコントロールフィルターを備えた2段構造の「シャキシャキ野菜室」など、保鮮機能は「1-5」で紹介した本体幅650mmの「NR-F50EX1」と同じですが、「NR-E45PX1」は無線LAN機能を搭載しており、スマートフォンと連携してさらに賢く省エネ運転できます。
コンプレッサーを上部に配置したトップユニット方式と、下段冷凍室と野菜室を奥まで引き出せる「ワンダフルオープン」を採用しているので、使いやすさは上々。
●パナソニック「NR-E45PX1」のスペック
・サイズ:600(幅)×699(奥行)×1,828(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/新鮮凍結ルーム/冷凍室/野菜室):450L/230L<177L(パーシャル/チルド切替室13L>/17L<4L>/24L<12L>/84L<58L>/95L<67L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:微凍結パーシャル、新鮮凍結、シャキシャキ野菜室
2-5.シャープ「SJ-P410M」(容量408L、本体幅600mm)
“真ん中野菜室”の「どっちもドア」採用モデル
チルド室は一般的なタイプですが、通常時と比べ、冷蔵室とチルド室の温度をそれぞれ約2度、下段冷凍室の温度を3~5度下げることで鮮度の低下を抑える「低温新鮮」モードを搭載。上段冷凍室には、一気に凍らせておいしさや栄養分をキープする「おいそぎ冷凍」を備え、野菜室には密閉度を高める構造を採用した「シャキット野菜室」を搭載しています。
そして、ドアは左右どちらにも開く「どっちもドア」。ドアを全開しなくてもドアポケットのものが取り出せ、冷蔵室2段目の棚は高さのあるものを入れるときに役立つ折りたたみ式にするなど、使いやすさにもこだわっています。
●シャープ「SJ-P410M」のスペック
・サイズ:600(幅)×650(奥行)×1,829(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室):408L/217L<166L(チルドルーム14L)>/73L<42L>/19L<5L>/21L<12L>/78L<48L>
・ドアの開き方:左右開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:低温新鮮モード、おいそぎ冷凍、シャキット野菜室
2-6.パナソニック「NR-E41EX1」(容量406L、本体幅600mm)
冷蔵室上段奥まで届きやすく、引き出し奥まで確認しやすい幅600mmモデル
「1-5」で紹介した冷蔵庫の本体幅600mmモデル。コンプレッサーを上部に配置しているので冷蔵室上段奥まで手が届きやすく、下段冷凍室と野菜室を最後まで引き出せる「ワンダフルオープン」を採用しているので使いやすさ抜群です。
上段冷凍室には熱々のごはんをラップした状態でも素早く凍らせる「新鮮凍結」、2段構造の野菜室の下段にはモイスチャーコントロールフィルターを備えた「シャキシャキ野菜室」を搭載。チルド室は、肉や魚が凍り始める約-3度で保存する「微凍結パーシャル」に設定できます。
●パナソニック「NR-E41EX1」のスペック
・サイズ:600(幅)×679(奥行)×1,818(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/新鮮凍結ルーム/冷凍室/野菜室):406L/199L<158L(凍結パーシャル/チルド切替室12L>/16L<4L>/23L<10L>/79L<55L>/89L<64L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:微凍結パーシャル、新鮮凍結、シャキシャキ野菜室
2-7.パナソニック「NR-FVF45S1」(容量451L、本体幅685mm)
最小限の機能で価格を抑えた奧行63cmの薄型モデル
本体幅は685mmと広いですが、そのぶん、奧行きを630mmに抑えた業界トップクラスの薄型モデル。容量450L以上の冷蔵庫にはさまざまな保鮮機能が搭載されることが多いですが、「NR-FVF45S1」はパーシャル保存などの機能は非搭載。標準的なチルド室と野菜室、ごはんやおかずを素早く凍らせる「急凍」機能を備える程度にし、リーズナブルな価格にしたことで発売と同時に高い人気を獲得しています。
下段の引き出し(冷凍室、野菜室)を全開できる「ワンダフルオープン」やフレンチドアを採用しているほか、最上段奥まで手が届きやすいコンプレッサーを上部に配置した構造なので、使い勝手はよさそう。
●パナソニック「NR-FVF45S1」のスペック
・サイズ:685(幅)×630(奥行)×1,828(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室/野菜室):451L/232L<175L(チルドルーム16L>/14L<3L>/26L<14L>/84L<57L>/95L<68L>
・ドアの開き方:フレンチドア
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:急凍
【3】300~400Lのおすすめ冷蔵庫 2人暮らし向け
このクラスは、かなりシンプルな機能になります。本体幅は540mmから用意されていますが、590mm以上が多いので、設置スペースに余裕があり、保鮮にもちょっとこだわりたいなら400~500Lの冷蔵庫もチェックしてみて!
3-1.三菱電機「MR-CX37K」(容量365L、本体幅600mm)
小さめ容量でもチルド室とパーシャル室が広々
上位モデルに搭載されている、解凍せずに簡単にカットできる「切れちゃう瞬冷凍」や3色LEDで野菜の栄養素を増やしながら鮮度もキープする「朝どれ野菜室」は備えていませんが、チルド室の手間に製氷用の給水タンクを埋め込んだ構造なので、チルド室とその下にある氷点下でも凍らない「氷点下ストッカーA.I.」が広く、肉や魚を生のままおいしくストックしておきたい人にうってつけ。ボタンを押すだけで素早く冷凍する「急速冷凍」も搭載しています。
主な機能や構造は同じで、容量330Lの「MR-CX33K/MR-CX33KL」(幅600mm)もラインアップ
●三菱電機「MR-CX37K」のスペック
・サイズ:600(幅)×656(奥行)×1,820(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/冷凍室):365L/215L<168L(フレッシュゾーン17L)>/70L<41L>/80L<53L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:氷点下ストッカーA.I.、ワイドチルド、急速冷凍
3-2.東芝「GR-V36SV」(容量356L、本体幅600mm)
急速冷却と解凍ができるチルド室を搭載
冷蔵室よりも低い温度で保存できるチルド室に、食材を-4度の冷気で素早く冷却する「速鮮チルド」と、冷凍した食材を簡単に包丁で切れる状態まで解凍する「解凍モード」に切り替えられる機能を搭載。
3段構造の冷凍室の下段は500mLのペットボトルを立てて入れられる深さがあり、間接的に冷却する野菜室には底に溜まった野菜くずなどをはき出せる穴を備えるほか、高さが変えられるドアポケットやチューブ類をすっきり収納できる可動式のスタンドなど、使いやすくするための工夫も満載です。
●東芝「VEGETA GR-V36SV」のスペック
・サイズ:600(幅)×665(奥行)×1,757(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/製氷室/上段冷凍室/下段冷凍室):356L/204L<162L(チルドルーム15L)>/70L<43L>/82L<54L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:チルド室(速鮮チルド、解凍モード)
3-3.パナソニック「NR-C344C」(容量335L、本体幅590mm)
急速冷凍機能を備えた奧行633mmの薄型モデル
狭いキッチンにも設置しやすい薄型設計ながら、2Lペットボトルが立てて入れられる88Lの野菜室を備えています。チルド室や野菜室を備え、冷凍室の上段には食材を素早く凍らせる「急凍」機能を搭載。自動製氷で使用する給水タンクに装備されている「浄水フィルター」が新しくなり、従来モデルよりも塩素除去率がアップし、さらにおいしい氷が作れるようになりました。
同じサイズ、機能でガラスドアを採用した「NR-C344GC/NR-C344GCL」もラインアップ(「NR-C344C」は鋼板ドア)
●パナソニック「NR-C344C」のスペック
・サイズ:590(幅)×633(奥行)×1,687(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/冷凍室):335L/179L<140L(チルドルーム13L)>/88L<57L>/68L<43L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し可能)
・主な保鮮機能:急凍
3-4.日立「R-V32TV」(容量315L、本体幅540mm)
お弁当や飲み物を素早く冷やせる機能を搭載
冷蔵室の2段目と3段目の部分の冷気の風量を一定時間増やすことで、食材を素早く冷却する「サッと急冷却」を搭載。お弁当の粗熱取りや飲み物を急いで冷やす際に役立ちます。
冷凍室は2段構造で、1段目に食材を素早く凍らせる「急速冷凍コーナー」を用意。間接冷却で野菜の乾燥を抑える「うるおい野菜室」や「うるおいチルドルーム」も搭載されています。冷蔵室の棚は高さが変えられ、上段のドアポケットも2段階で高さを調節可能。
同機能を搭載した容量375Lの「R-V38TV/R-V38TVL」(幅600mm)もラインアップ
●日立「R-V32TV」のスペック
・サイズ:540(幅)×655(奥行)×1,735(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/冷凍室):315L/186L<149L(うるおいチルドルーム10L>/63L<39L>/66L<43L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:○(製氷皿取り外し不可)
・主な保鮮機能:うるおいチルドルーム、サッと急冷、急速冷凍、うるおい野菜室
3-5.シャープ「SJ-PD31K」(容量310L、本体幅560mm)
冷凍食品や冷凍するものが多い家庭にぴったりな大きめ冷凍室
冷蔵室内に、チルド室と密閉性を高めて高湿度で保存する野菜室を配置。冷凍室の上段では、食材を一気に冷凍する「おいそぎ冷凍」が使えます。このほか、通常時よりも冷蔵室、チルド室、冷凍室の温度を下げて保存できる「低温新鮮」モードを搭載。冷蔵室のニオイ・雑菌・カビを抑える「ナノ低温脱臭触媒」も備えています。冷凍室は引き出しタイプの透明なボックス4段構成なので整理収納しやすいでしょう。
●シャープ「SJ-PD31K」のスペック
・サイズ:560(幅)×665(奥行)×1,698(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):310L/185L<145L(野菜室19L、チルドルーム10L)>/125L<84L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
・主な保鮮機能:低温新鮮モード、おいそぎ冷凍
【4】150~300Lのおすすめ冷蔵庫 ひとり暮らし向け(自炊)
250L未満の冷蔵庫にはチルド室や野菜室のない製品が多いので、自炊派は不満を感じることがありそう。また、作りおきしたり、まとめ買いしたりする場合、350Lでは足りないことも多いため、ひとり暮らしでも400L台の冷蔵庫を選ぶ人は結構います。しっかり自炊する人は300~400Lの冷蔵庫もチェックしてみて!
4-1.ハイアール「JR-CV29B」(容量286L、本体幅540mm)
野菜をたっぷり収納できるスリムタイプ
200L台の冷蔵庫としては大容量な野菜室を装備。2Lペットボトルを4本立てて入れられるほどの大きさがあり、スライド式のケースや、野菜くず・泥をはき出せる穴も付いています。
奥に2Lペットボトルを4本、手前に1Lサイズのパックなどが入るドアポケットや、2段で整理しやすい69Lの冷凍室を備え、スリムボディでもたっぷり収納可能。また、冷蔵室にはチルド(約0度)と冷蔵(2~5度)で切り替えられる「フレッシュルーム」が搭載されています。
●ハイアール「JR-CV29B」のスペック
・サイズ:540(幅)×666(奥行)×1,610(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/野菜室/冷凍室):286L/143L<118L>/74L<50L>/69L<49L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
4-2.パナソニック「NR-B252T」(容量248L、本体幅555mm)
冷凍室を上部に配置したデザイン性の高いモデル
冷蔵室が上にある製品が多いですが、本製品は冷凍室がいちばん上にあるレイアウトを採用。冷蔵室には、チルドケースと野菜ケースがあり、ドアポケットが冷蔵室に4段、冷凍室に2段付いているので整理しやすいでしょう。製氷は手動ですが、レバーをひねるだけで製氷皿から貯氷スペースに氷が取り出せます。
●パナソニック「NR-B252T」のスペック
・サイズ:555(幅)×632(奥行)×1,636(高さ)mm
・容量(総容積/冷凍室/冷蔵室):248L/62L<41L>/<186L(チルドルーム9L、野菜ケース23L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
4-3.ハイアール「freemo JR-SX21A」(容量208L、本体幅453mm)
超スリムボディ&ドアのデザインを着せ替え可能
冷蔵室はドアを90度開ければトレイが引き出せ、ドアが壁などに干渉しない構造なので、壁際4mmまで寄せて設置可能。本体幅約450mmのスリムボディですが、冷凍室は74L、冷蔵室は134Lとたっぷり入れられる容量があります。
冷凍室には引き出し式トレイ2個と透明な引き出し式のバスケット1個、冷蔵室にはニオイ移りなどを防ぐフレッシュボックスを配置。また、別売のマグネットカバーを使えば、冷蔵庫のドア面をカスタマイズできます。
●ハイアール「freemo JR-SX21A」のスペック
・サイズ:453(幅)×632(奥行)×1,775(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):208L/134L<110L>/74L<60L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
4-4.パナソニック「NR-B18C1」(容量180L、本体幅497mm)
整理しやすい冷凍室を搭載した静かな小型モデル
冷蔵室にチルド室のないシンプルな機能のモデルですが、清潔に使えるようにカテキン抗菌・脱臭フィルターを備えています。冷凍室は、買い物カゴ約1.2個分の食品を収納できる容量を確保。2段構造で、上段のケースも冷凍食品を立てて収納できる深さがあり、整理しやすいでしょう。運転音が約19dBと小さいのもポイントです。
本体サイズや主な機能・構造は同じで、容量156Lの「NR-B16C1」もラインアップ
●パナソニック「NR-B18C1」のスペック
・サイズ:497(幅)×595(奥行)×1,350(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):180L/120L<98L>/60L<41L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
4-5.シャープ「SJ-D18K」(容量179L、本体幅495mm)
転居時に設置場所に困らない「つけかえどっちもドア」を採用
右開き、左開きに付け換えられる「つけかえどっちもドア」を採用しているので、引っ越しなどで設置場所に悩まずに済みます。冷蔵室には野菜や果物を入れる「フレッシュ野菜ケース」が付いていますが、温度は冷蔵室と同じ約2~4度。ただ、ケースに入れておくことで冷気に触れにくくなるので、冷蔵室の棚にそのまま入れるより鮮度は保てそう。
なお、設置サイズが同じで「つけかえどっちもドア」を採用したモデルが本製品のほか2機種ラインアップされています。高さが1,203mmで容量152Lとなりますが、もっと小容量でいいなら「SJ-GD15K」や「SJ-D15K」を選んでもいいでしょう。
●シャープ「SJ-D18K」のスペック
・サイズ:495(幅)×598(奥行)×1,353(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):179L/121L<97L(フレッシュ野菜ケース17L)>/58L<40L>
・ドアの開き方:片開き(右開き、左開きに付け換え可能)
・自動製氷:-
【5】150L未満のおすすめ冷蔵庫 ひとり暮らし向け(外食)
ひとり暮らしでも、自炊をしないなら150L未満の冷蔵庫で十分。ただし、外食中心でも、ふるさと納税の返礼品で冷凍や冷蔵の食品が届く場合、このクラスでは足りなくなる可能性があるので150~300Lの冷蔵庫のほうがいいかもしれません。
なお、今回ピックアップした150L未満の冷蔵庫はすべて霜取り不要な「ファン式」で、天板に電子レンジなどが載せられる耐熱トップテーブルを備えています。
5-1.ハイアール「freemee JR-SY15AR/JR-SY15AL」(容量148L、本体幅440mm)
ボックス収納家具幅の着せ替えできるモデル
ボックス型の収納家具に多い幅440mmに合わせており、限られた空間での設置しやすさを追求。スリムボディですが、ドアポケット下段には2Lペットボトル3本が入り、冷凍室も買い物かご1.8個分の食材が入る容量を確保しています。冷凍室は引き出し式の3段で、すべてクリアなので中身が確認しやすいのもいいところ。
「4-3」で紹介した「freemo JR-SX21A」同様に、ドア面のデザインを変えられる別売のマグネットカバーが用意されています。
●ハイアール「freemee JR-SY15AR/JR-SY15AL」のスペック
・サイズ:440(幅)×599(奥行)×1,390(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):148L/87L<70L>/61L<44L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
5-2.三菱電機「MR-P15J」(容量146L、本体幅480mm)
チーズなどをおいしく常備できる低温で保存できるスペース付き
小容量モデルながら冷蔵室に、冷蔵温度(約0~6度)より低い約-2~4度の「低温ケース」があるので、ハムやチーズなどの加工食品の保存に役立ちます。冷凍室は引き出し式のケース付きで、下段は500mLペットボトルを立てて収納できる高さがあり、上段に500mLペットボトル10本、下段に2Lペットボトル3本が入るドアポケットも装備。ドアポケットは扉を全開にしなくてもものが取り出せます。運転音が約22dBな静音設計も特徴。
●三菱電機「MR-P15J」のスペック
・サイズ:480(幅)×595(奥行)×1,213(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室):146L/100L<80L(低温ケース9L)>/46L<33L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
5-3.ハイアール「JR-NF121B」(容量121L、本体幅495mm)
高さを抑えた小容量モデル
価格.comに登録されている中で、ファン式の冷蔵庫は容量121Lが最小。容量の割に本体幅は広めですが、高さを抑えているので、天板に置いた電子レンジなどが使いやすいでしょう。冷凍室は深さのあるクリアなバスケットを2段配置し、冷蔵室の最下段にはフリーケースが付いています。
●ハイアール「JR-NF121B」のスペック
・サイズ:495(幅)×533(奥行)×1,140(高さ)mm
・容量(総容積/冷蔵室/冷凍室)121L/73L<58L>/48L<32L>
・ドアの開き方:片開き
・自動製氷:-
お得に手に入れたいなら価格.comの人気売れ筋ランキングをチェック!
価格.comには、最新の売れ筋製品がわかる「人気売れ筋ランキング」が製品カテゴリーごとに用意されています。
▼「冷蔵庫・冷凍庫 人気売れ筋ランキング」の傾向を価格.com編集長 鎌田が解説
高性能、高コスパで人気の中心だった三菱電機の2023年モデルが徐々に品薄になり、ランクを下げたのに代わって、東芝「VEGETA」シリーズが数多くランキング上位に登場。野菜室を真ん中に配置した使いやすい構造に「もっと潤う 摘みたて野菜室」や「氷結晶チルド」を搭載するなど、機能性が高い割に販売価格が安めなため、人気を高めています。また、200L以下の小型モデルでは、パナソニックのインバーター搭載静音モデル「NR-B18C1」と「NR-B16C1」の人気が続いています。(2024年9月20日時点)
【Profile】鎌田 剛 価格.com編集長
1996年にソフトバンクにて複数のパソコン情報誌の編集・立ち上げに携わった後、2002年にカカクコム入社。2006年「価格.comマガジン」を創刊。以降、編集長としてメディア運営に携わる。日経MJにてコラム連載、ラジオ出演なども幅広く行う。家電製品アドバイザー資格保持者。
機能で選びたい人に! 代表的な保鮮機能と搭載機種
機能から冷蔵庫を選べるように、「チルド室/パーシャル室」「急冷凍室」「野菜室」の保鮮機能をまとめてみました。
※以下で紹介している保鮮機能の特徴や搭載機種は主に2024年発売の製品です。
▼チルド室/パーシャル室の保鮮機能
・三菱電機「ひろびろ氷点下ストッカーD A.I.」
氷点下でも凍らない「過冷却現象」を使った冷却方法で、肉なら約10日間保存できます。冷凍した食材のドリップを抑えておいしく解凍することも可能。チルド室の横に製氷用の給水タンクのない構造なため、「氷点下ストッカールーム」が広く、たっぷり収納できます。
・パナソニック「微凍結パーシャル」
上からの冷気で食材が凍る手前の約-3度で微凍結。食材が長持ちするのに解凍いらずで、そのまま調理できます。肉なら約14日間の保存が可能。パーシャル時は点灯し、チルド時は消灯するLED照明を備えているので設定状況がパッと確認できます。
・東芝「氷結晶チルドモード/速鮮チルドモード/解凍モード」
食材の周りだけを薄く氷で覆い、ラップをしたような状態で保存する「氷結晶チルドモード」、約-4度で一気に冷却する「速鮮チルドモード」、冷凍した食材をおいしく解凍する「解凍モード」に切り替えられます。チルドルーム内にUV-LEDを照射し、食材の表面に付いた菌の繁殖を防ぎ、鮮度をキープする機能も搭載。
・日立「特鮮氷温ルーム」
-1度前後の凍らないギリギリの温度帯で食材を保存。風を使わない間接冷却なので、ラップがなくても食材が乾燥しにくいのも特徴です。
・シャープ「うるおいチルド/低温作りおきルーム」
チルドルームが2段構造になっており、上段は約0~2度の気密性の高い空間で保存する「うるおいチルド」、下段は約-2~0度の低温制御で作り置き食材や生鮮食品の保存に便利な「低温作りおきルーム」で使い分けられます。
・AQUA「旬鮮チルドSELECT」
通常(約0~2度)と生鮮(約-2~0度)の2つの温度帯を切り替え可能。外気の水分を吸収するHCS-Cフィルターを備えており、チルドルームの湿度が低いときは水分を放出して潤いをプラスします。
▼急冷凍室の保鮮機能
・三菱電機「切れちゃう瞬冷凍A.I.」
食材を芯から均一に凍らせる独自の冷凍技術を採用し、肉や魚だけでなく、冷凍に不向きなじゃがいもやたけのこ、生の野菜も食感をキープしたままおいしく保存します。約-7度で凍らせているのに、解凍せずに包丁でサクッと切れるのも特徴。扉の開閉に合わせて冷蔵庫が賢く瞬冷凍を開始するAI制御も搭載しています。
・パナソニック「はやうま冷凍/はやうま冷却」(クーリングアシストルーム)
食材に直接冷風を大風量で当てることで業務用レベルの急速冷凍ができる「はやうま冷凍」と、お弁当などの粗熱取りが素早くできる「はやうま冷却」の2つの冷却方法に切り替えられます。
・東芝「おいしさ密封急冷凍、おいしさ持続上質冷凍」
強力な冷気を直接食材に吹き付けつつ、下からも冷気を循環させて上下から急速に冷凍する「おいしさ密封急冷凍」と、冷気を直接当てず、安定した温度で冷やす「おいしさ持続上質冷凍」との使い分けができます。
・日立「デリシャス冷凍」
真ん中冷凍室タイプは下段冷凍室の1段目、真ん中野菜室タイプは上段冷凍室の1段目に、素早く冷凍して食材の細胞破壊を抑える「デリシャス冷凍」スペースを確保。下段冷凍室の1段目に備えているほうは、スペースが広いので一度にいろいろな食材を急冷できます。
・シャープ「作りおき急冷」
約20分で急冷できるので、粗熱取りに利用可能。この機能を使えば、切った野菜と塩昆布を混ぜて野菜の即席漬けも短時間できます。
・AQUA「クイック冷凍」
熱伝導性の高いトレイと-30度の冷気を使って急速冷凍します。60度までの食材に対応するので、粗熱取りにも便利。
▼野菜室の保鮮機能
・三菱電機「朝どれ野菜室/真ん中朝どれ野菜室」
たっぷりの湿度と、光合成の仕組みを応用した3色のLEDを使って保存。野菜に含まれるビタミンCや糖量がアップするほか、緑化が促進される効果があります。
・パナソニック「Wシャキシャキ野菜室」
湿度が高過ぎると湿気を放出し、湿度が下がると湿気を逃さない「モイスチャーコントロールフィルター」と、野菜から放出される湿気を検知し、おおよその保存量を推測して最適な湿度に調整する2つの機能で野菜の鮮度をキープ。さらに「ナノイー」が、ポリフェノールやビタミンAなどの栄養素を守ります。
・東芝「もっと潤う 摘みたて野菜室」
野菜に必要な水分を「ミストチャージユニット」でたっぷり送り込み、湿度を約95%以上に保持。ビタミンCやビタミンAなど野菜の栄養素がアップする効果もあります。
・日立「新鮮スリープ野菜室」
プラチナ触媒がエチレンガスやニオイ成分を分解することで、野菜室内の炭酸ガス濃度を高めて野菜を「眠らせる」ように保存。野菜や果物のビタミンCの減少が抑えられます。
・シャープ「雪下シャキット野菜室」
野菜の「雪下に保存するとでんぷん糖に分解されて甘みが増す」という性質を利用し、3面輻射冷却とうるおいガードで雪下の環境に近い状態を再現。低温高湿な空間で野菜の甘みがアップし、みずみずしさも保持されます。
・AQUA「見える旬鮮野菜室」
湿度をコントロールするフィルターを備え、湿度が高過ぎるときにはフィルターに水分を吸収し、湿度が低過ぎるときにはフィルターにたくわえた水分を送り込みます。冷気が直接当たらない仕組みで、乾燥も抑制。さらに、冷蔵室の底面が透明になっており、冷蔵室からも野菜室を確認できる「見える野菜室」の構造を採用しているので、確認のために野菜室を開ける手間がなく、使い忘れも防げます。
Advertisement