エアコンは暑い夏の冷房や寒い冬の暖房など、快適に暮らすために欠かせない家電です。各メーカーから自動掃除や省エネなど、さまざまな機能を搭載したモデルが登場していますが、どんなエアコンを選べばよいのかなかなかわかりづらいもの。そこでこの特集では、進化を遂げているエアコンのトレンドから製品選びのポイント、そして価格.comで人気の注目モデルを紹介します。ぜひライフスタイルにあったエアコン選びの参考にしてみてください。
- 失敗しない! エアコンの選び方
- ・リビング用も寝室用も子ども部屋用も! まずは適用畳数をチェック
- ・フィルター汚れのお手入れも楽々! 自動掃除機能の有無をチェック
- ・省エネや空気清浄に赤外線センサー搭載などあると便利な機能をチェック
- 価格.comで選ばれている人気メーカーの特徴
- ・自動で換気も加湿もしてくれるダイキン
- ・人感センサーでエコ運転が魅力の三菱電機
- ・ナノイーが臭いや汚れを抑えるパナソニック
- ・エアコン内部も室外機も自動掃除する日立
- 種類が多すぎてよくわからないエアコンの「モデル」の違いを解説
- 購入&設置で失敗しない! 事前に確認する3つのポイント
- 【6畳用】おすすめモデル8選
- 【8~12畳用】おすすめモデル5選
- 【14~18畳用】おすすめモデル6選
- 【23~26畳用】おすすめモデル6選
- ネットでエアコンを購入するときのポイント
- エアコン掃除やお手入れはどうすればいいの?
- お得に手に入れたいなら価格.comの「人気売れ筋ランキング」をチェック!
失敗しない! エアコンの選び方
リビング用も寝室用も子ども部屋用も! まずは適用畳数をチェック
エアコン選びの最初のポイントとなるのが、設置する部屋の広さに応じた製品を選ぶことです。エアコンには製品ごとに「適用畳数」が設けられているので、設置を検討している部屋の広さ(畳数)と合っていることが大切です。
<適用畳数の表示の見方>
「主に10畳用」と書かれている場合:木造を基準にしていることが多いです。
「主に8~12畳用」と書かれている場合:「木造なら8畳、鉄筋コンクリートなら12畳」に適用していることが多いです。
このカタログ記載例の場合は、暖房なら8から10畳まで対応し、冷房は8から12まで対応しているという内容になります。また、適用畳数は冷房よりも暖房のほうがやや少なめに表示されていることが多いです
各メーカーによって基準や表記が異なることがあるので、設置する部屋の畳数に合ったモデルを選ぶようにしましょう。また、南向きで日差しがよく入る部屋や、キッチンなど火を使う部屋など、温度が高くなることが想定される場合は、部屋の畳数よりもワンランク上の畳数のモデルを選ぶといいでしょう。
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フィルター汚れのお手入れも楽々! 自動掃除機能の有無をチェック
続いて選び方のポイントとなるのが、エアコン内部の自動掃除機能の有無です。エアコンを掃除しないまま使用しているとフィルターの目詰まりなどで、空調の効率が悪くなり、むだに電力を消費してしまいます。しかし、自動掃除機能が搭載されていれば、面倒な内部の掃除を自動で行って、空調の効率も下がりづらくなるので、選ぶ際にチェックしましょう。
フィルター自動掃除機能:フィルターの清掃を自動で行い、清潔に保てる機能
自動熱交換器洗浄:熱交換器の表面の汚れを冷房や除湿運転時に発生した水などで洗い流し、屋外に排出する機能
エアコン内部を自動で掃除するモデルは多数登場しており、熱交換器を凍らせて汚れを洗い流すモデルなど、各メーカー工夫を凝らしています(画像は日立の独自技術「凍結洗浄」)
省エネ性能やセンサー機能に空気清浄機能などあると便利な機能をチェック
月々の電気代に直結する「省エネ性能」も忘れずにチェックしましょう。「統一省エネラベル」(下画像参照)に、省エネ性能を示す多段階評価点や年間のおおよその電気代などが表示されているので、参考にしてみてください。また、運転時も省エネでエコな運転にこだわりたい場合は、「センサー」に注目です。
人感センサー:人の位置を検知して風量や温度を調整したり、不在時に自動停止するなど省エネでエコな運転も可能
空気清浄機能:ホコリや花粉を集じんし、室内の空気をきれいに保つ機能
PM2.5対応:より細かな塵まで集じんする機能
除菌:イオンの力で空気中に浮遊する菌やカビを抑制する機能
省エネ性能を表示する統一省エネラベルは、省エネ基準の達成状況を1.0~5.0までの多段階で評価したものです。2.0を基準値として、数値が高いものほど省エネ性能が高い製品と言えます
価格.comで選ばれている人気メーカーの特徴
続いては、価格.comで人気を集めているエアコンメーカーの特徴を紹介します。各メーカーが展開するシリーズの特徴やこだわりポイントをチェックして、ライフスタイルに合うメーカーを探してみましょう。
価格.com「エアコン・クーラー」カテゴリーのメーカー別のシェア率を示すグラフ(2024年8月時点)。シェア率はダイキンが最も高く30.79%で、2位の三菱電機は17.69%、3位のパナソニックは15.24%です
自動で換気も加湿もしてくれるダイキン
総合空調専業企業のダイキンが手掛けるエアコンの特徴は、夏季の除湿機能と冬季の加湿機能をあわせ持った湿度コントロールにすぐれているところです。「うるるとさらら」というネーミングで人気の「うるさら」シリーズは、夏場でも寒くなりすぎない「さらら除湿」と、冬場に空気を潤しながら温める「無給水加湿」機能が魅力です。
人感センサーでエコ運転が魅力の三菱電機
三菱電機のエアコンと言えば、長い歴史を誇る「霧ヶ峰」シリーズが有名でしょう。その最大の特徴となるのは、やはりセンサー機能です。360度センシングして室内の状況や人の状態をつぶさに読み取る高精度赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」がその代表で、人の居場所や動きにあわせて快適な空調を行います。
ナノイーが臭いや汚れを抑えるパナソニック
パナソニックのエアコンは清潔性にこだわり、フィルター汚れを自動で排出する「フィルターお掃除ロボット」を搭載するなど、内部をきれいに保ち、お手入れの手間も軽減しているのが特徴です。また独自の「ナノイーX」は空気中の有害物質を抑制するだけでなく、エアコン内部に発生しやすいカビなどを抑制して清潔に保ちます。
エアコン内部も室外機も自動掃除する日立
「白くまくん」シリーズが有名な日立のエアコンの特徴は、エアコン本体を清潔に保つクリーン機能です。熱交換器や室外機を凍結させ、表面に付いた霜を一気に溶かして油汚れやホコリなどを一気に洗い流す、独自の「凍結洗浄」技術でエアコン内部を清潔な状態にします。
種類が多すぎてよくわからないエアコンの「モデル」を解説
エアコン選びの難点のひとつに、さまざまな「モデル」がありすぎて、一体どれが自分の部屋に向いているのかわかりづらいという問題があります。そこで各メーカーが展開する「モデル」の違いに着目して、「フラッグシップモデル」「ミドルレンジモデル」「ベーシックモデル」の3モデルの一般的な特徴を簡単に解説します。
機能はシンプルでOK!とにかくお安く購入したい人向け「ベーシックモデル」
「ベーシックモデル」「スタンダードモデル」など各メーカーで呼び名に違いはありますが、機能を絞り込んでいてシンプルな使いやすさと低価格で購入できるのが特徴です。購入コストを抑えたい方はもちろんですが、適用畳数も6~18畳くらいのものが多く、寝室や子ども部屋などにも向いています。
便利機能が搭載されて価格を抑えたコスパ重視な人向け「ミドルレンジモデル」
「ミドルレンジモデル」は「ハイスペックモデル」や「ハイグレードモデル」と呼ばれ、センサーや掃除機能などの便利性能を盛り込みながら、価格も比較的リーズナブルに抑えたシリーズが多いことが特徴です。適用畳数は6~20畳以上と選択肢が広く、書斎やリビング、ダイニングなど幅広い部屋に向いています。
冷房だけでなく快適さや清潔さにもこだわりたい人向け「フラッグシップモデル」
各メーカーで「フラッグシップモデル」や「プレミアムモデル」と呼ばれるハイエンドクラスのモデル。各種センサーやAI技術など、各メーカーの最新機能を盛り込み、快適性を高めたもので、適用畳数も10~20畳以上のものも多く、家族が集まるリビングルームなどに向いています。
購入&設置で失敗しない! 事前に確認する3つのポイント
1.天井までの高さや壁の距離など事前に確認しよう
エアコンを導入する前にチェックすべきポイントの1つが、エアコン本体の設置スペースの確保です。設置の際は天井から7cm以上、左右の壁からも5cm以上のスペースは必要となります。このスペースを確保したうえで、サイズの合った製品を選ぶようにしましょう。
2.ベランダや家の周りなど室外機の設置場所を確保しよう
続いてチェックするポイントは、室外機の設置スペースです。前方25cm以上、左右および後方5cm以上のスペースが必要となります。また、環境によって室外機を置けない場合は別途設置工事などが必要になる可能性があるので注意しましょう。
3.100V用や200V用などコンセントの形状を確認しよう
エアコンでは専用のコンセントが必要になる場合があります。100V用(15A、20A)と200V用(15A・20A)など種類があり、プラグの形状も異なるので、設置する部屋のコンセントの形状を必ず確認しておきましょう。大出力の製品になるほど200V電源が必要になってきます。
畳数別おすすめエアコン25選
ここからは、価格.comで人気のエアコンを適用畳数別で紹介していきます。ひとり暮らしの方や寝室や子ども部屋にぴったりな「6畳対応モデル」や、広いワンルームやリビング向けの「8~12畳対応モデル」「14~18畳対応モデル」に、リビングダイニングや広い部屋向けの「23~26畳対応モデル」など。便利で快適な機能を搭載したモデルが満載なので、自分のライフスタイルに合う1台を見つけてみましょう。
【6畳用】おすすめモデル8選
1.ダイキン「S224ATES-W」
エアコン内部を自動で掃除してくれる清潔さにこだわった人気モデル
6畳対応モデルでまずおすすめなのが、ダイキンの「S224ATES-W」。ポイントは、ベーシックモデルながらフラッグシップモデルでも採用されている「水内部クリーン」機能を搭載しているところです。冷房運転で発生した結露水などを使って熱交換器を洗浄するもので、エアコン内部の掃除などのお手入れを自動で行ってくれる便利な機能に加えて、「ストリーマ空気清浄」技術によって空気中の浮遊ウイルスを抑制します。また本機は「価格.comプロダクトアワード2023」で大賞を受賞した「S223ATES」の後継機で、前年度モデルより室内機の高さを抑えてコンパクトになっているのもポイントです。
6畳対応のおすすめモデルはコスパを優先して紹介していますが、ダイキンの特徴となる湿度コントロール機能を搭載したモデル「うるさらmini S224ATMS-W」もおすすめなので、合わせてチェックしてみてください。
●ダイキン「S224ATES-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×255(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:675(幅)×284(奥行)×550(高さ)mm
2.パナソニック「エオリア CS-224DFL-W」
真夏日でも猛暑日でも大丈夫! 涼しさをキープするパワフルさと使いやすさが魅力
パナソニック「エオリア CS-224DFL-W」は、清潔さと快適さにこだわったモデルです。冷房や除湿で発生した水でエアコン内部の汚れを洗い流す内部クリーン機能を搭載することで、日ごろのお手入れの軽減してくれるのが特徴です。このほか、暑さが厳しいときでもパワフルに冷やす「快速」制御を採用し、外気温が55度でも冷房のパワーを持続し、涼しさをキープして快適に過ごせます。また、本体デザインをノイズレスなフォルムに刷新しているので、シンプルな外観のモデルを探している人にもおすすめでしょう。
6畳対応のおすすめモデルはコスパを優先して紹介していますが、パナソニックの特徴となるクリーン機能にこだわっている「エオリア CS-224DGX-W」もおすすめなので、合わせてチェックしてみてください。
●パナソニック「エオリア CS-224DFL-W」のスペック
・本体サイズ:780(幅)×229(奥行)×290(高さ)mm
・室外機サイズ:675(幅)×240(奥行)×539(高さ)mm
3.三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-GV2224-W」
高温時に自動で冷房運転を開始する「高温みまもり」機能で熱中症を予防!
三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-GV2224-W」は、ベーシックモデルながら基本機能と品質にこだわりがあるのがポイントです。本機は室内が28度以上の高温状態になると自動で冷房運転を開始する「高温みまもり」機能を搭載し、熱中症対策にも一役買ってくれます。さらに、冷房運転で発生した結露水でエアコン内部の汚れを外に洗い流す「内部クリーンlight」を搭載し、お手入れもしやすくなっています。
6畳対応のおすすめモデルはコスパを優先して紹介していますが、三菱電機の特徴となるセンサー機能にこだわっている「霧ヶ峰 MSZ-BXV2224-W」もおすすめなので、合わせてチェックしてみてください。
●三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-GV2224-W」のスペック
・本体サイズ:799(幅)×225(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:679(幅)×249(奥行)×453(高さ)mm
4.日立「白くまくん RAS-AJ22R」
狭いスペースやベランダにもすっきり収まる省スペースモデル
「白くまくん RAS-AJ22R」は、狭いスペースにもすっきり収まるコンパクト設計とシンプル操作が魅力のベーシックモデルエアコン。フラッグシップモデルと比べると、室内機・室外機ともにサイズがひと回り小さく、狭いスペースやベランダにもすっきり収まります。機能面でも、日立の特徴である冷房や除湿運転後に自動で熱交換器を乾燥させる「エアコン内部クリーン」機能を搭載しており、エアコン内部を清潔に保てます。また、冷房シーズンを前に故障か所がないかを自動で点検するメンテナンス機能が備わり、安心して使えます。
6畳対応のおすすめモデルはコスパを優先して紹介していますが、日立の特徴となる本体や室外機の洗浄機能にこだわっている「白くまくん RAS-V22R」もおすすめなので、合わせてチェックしてみてください。
●日立「白くまくん RAS-AJ22R」のスペック
・本体サイズ:780(幅)×215(奥行)×280(高さ)mm
・室外機サイズ:658(幅)×275(奥行)×530(高さ)mm
5.コロナ「ReLaLa RC-2224R」
シンプル機能と清潔さがポイントの冷房専用モデル
コロナの「ReLaLa RC-2224R」は、シンプルさと清潔性に重点を置いた冷房専用のエアコンです。冷房以外に「ドライ」「送風」「自動」の運転があり、切タイマーをセットすると、ゆっくり設定温度を変えながら停止します。そのほか、フィルター表面には防カビ処理が施してあり、カビやダニが発生するのをしっかり抑えてくれるのもポイントです。また、価格.com最安価格は39,208円(2024年7月25日時点)とお手ごろなので、初期費用を抑えたい人にもぴったりでしょう。
●コロナ「ReLaLa RC-2224R」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×167(奥行)×260(高さ)mm
・室外機サイズ:666(幅)×249(奥行)×533(高さ)mm
6.富士通ゼネラル「ノクリア AS-C223N」
お湯の力でカビ菌や細菌を除菌する独自技術が魅力
エアコン本体の横幅を抑えたコンパクトモデル「ノクリア AS-C223N」。そのいちばんの特徴は、お湯の力でカビ菌や細菌を除菌するノクリア独自の熱交換器加熱除菌システムを搭載しているところです。冷房・除湿時に発生した水滴で熱交換器に付着した汚れを浮かせて洗い流し、その水分を55度以上に加熱することでカビ菌や細菌を除菌して、エアコン内部を清潔に保つところが大きな魅力です。
●富士通ゼネラル「ノクリア AS-C223N」のスペック
・本体サイズ:728(幅)×285(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:663(幅)×290(奥行)×541(高さ)mm
7.シャープ「AY-S22DG」
清潔さと快適性を合わせた子ども部屋にぴったりな1台
部屋の空気の清浄をしたい人には、シャープの「AY-S22DG」がおすすめです。独自の「プラズマクラスター7000」技術を使用して、冷暖房や送風運転中にプラズマクラスターイオンを放出し、菌やウイルス、臭いなどを抑制します。また、内部の熱交換器には親水性コートを施し、冷房や除湿時にドレン水で汚れを室外に排出するクリーンシステムも搭載し、清潔さと快適性を合わせたモデルで、子ども部屋などにもおすすめです。
●シャープ「AY-S22DG」のスペック
・本体サイズ:770(幅)×230(奥行)×290(高さ)mm
・室外機サイズ:675(幅)×285(奥行)×550(高さ)mm
8. 東芝「RAS-N221M」
万が一の停電時でも自動で運転を再開するから就寝時も安心
東芝の「RAS-N221M」は、清潔性や快適さにこだわっているのが特徴です。熱交換器フィンに特殊樹脂コーティングを施すことで、結露した水が熱交換器に付着した汚れを浮かせ、効果的に洗い流します。また停電後に自動的に運転を再開する「オートリスタート」機能があり、就寝時や外出中など万が一のときも安心して利用できるのもうれしいポイントです。
●東芝「RAS-N221M」のスペック
・本体サイズ:795(幅)×230(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:660(幅)×240(奥行)×530(高さ)mm
【8~12畳用】おすすめモデル5選
9. ダイキン「S364ATCS-W」
清潔性と部屋の圧迫感を抑えるコンパクトサイズが魅力
「S364ATCS-W」は、清潔性にこだわったスタンダードモデルです。結露水を利用して熱交換器の汚れを洗浄する「水内部クリーン」機能に加え、運転終了後に自動的にフィルターをブラッシングする「フィルター自動お掃除」を搭載しているのがポイントです。また、室内機の高さや奥行きを抑えた、狭いスペースにフィットしやすいコンパクトなデザインなので、部屋に圧迫感を出したくない人におすすめです。
●ダイキン「S364ATCS-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×265(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:675(幅)×284(奥行)×555(高さ)mm
10. パナソニック「CS-GX364D-W」
部屋の空気もエアコンの内部も“清潔”にこだわった省エネモデル
「CS-GX364D-W」は、パナソニック独自の「ナノイーX」を搭載し、冷暖房をしながら室内のカビや花粉、ウイルスなどを抑制するのが特徴です。運転後には「ナノイーX」をエアコン内部に充満させ、内部で菌が増殖するのを抑制するのも魅力のひとつ。さらに自動でフィルター掃除をする「フィルターお掃除ロボット」を搭載するなどクリーン機能が充実。このほかに、人や日差しなど部屋の状況を検知して、エコ運転を行う「AI自動モード」を搭載するなど、省エネ性にも配慮した賢いモデルです。
●パナソニック「CS-GX364D-W」のスペック
・本体サイズ:790(幅)×340(奥行)×249(高さ)mm
・室外機サイズ:655(幅)×275(奥行)×539(高さ)mm
11. 三菱電機「MSZ-S3624-W」
寝室や子ども部屋に“ちょうどいい”自動見守り運転が便利
霧ヶ峰シリーズの「MSZ-S3624-W」は、“ちょうどいい”をテーマにインテリアになじみやすいデザインと機能を兼ね備えたエアコンです。特に寝室や子ども部屋などの使用に重点を置いているのがポイントで、「寝ている人や小さな子どもは自分でエアコンを調節できない」という考えから、赤外線センサーが床や壁の温度から体感温度を正確に測定し、自動で適切な冷房や暖房を調節して室内を快適に保つのが大きな特徴です。このほかエアコンのフィルターに菌の抑制作用があるコーティングを施すなど、清潔さにも配慮しています。
●三菱電機「MSZ-S3624-W」のスペック
・本体サイズ:799(幅)×230(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:699(幅)×249(奥行)×538(高さ)mm
12. 日立「白くまくん RAS-MJ36R」
エアコン内部も室外機も汚れすぎる前に自動でお掃除
「白くまくんRAS-MJ36R」のポイントは、日立の「白くまくん」シリーズの特徴でもある「凍結洗浄Light」を搭載していることでしょう。これは熱交換器の汚れがひどくなる前に自動洗浄する洗浄システムで、熱交換器を凍らせて霜を一気に溶かし、汚れを洗い流す機能です。さらにエアコン内部の通風路は除菌・防汚加工され、ステンレスフィルターも自動で掃除。このほか、エアコン内部を湿度約30%以下にキープして、カビの発生を効果的に抑制するので、清潔さにこだわる人におすすめです。
●日立「白くまくん RAS-MJ36R」のスペック
・本体サイズ:795(幅)×250(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:750(幅)×288(奥行)×570(高さ)mm
13.東芝「RAS-N401X」
UV照射ユニット搭載でエアコン内部も部屋の空気もきれい
「RAS-N401X」は、エアコン内部のクリーン機能と空気清浄にこだわったモデルです。熱交換器上部にUVを照射する「UV除菌ユニット」を搭載しているのが特徴で、汚れが気になるときや運転後などに、自動で熱交換器の除菌やフィルターの掃除を行います。空気清浄にも力を入れており、空気中の汚れを吸い込み、集めた汚れにUV照射を行って、菌を抑制しながら屋外へ自動で排出してくれます。このほか日の当たり方に合わせてパワーを調整して運転するなど、清潔さだけでなく省エネ性にも配慮しているのが魅力です。
●東芝「RAS-N401X」のスペック
・本体サイズ:795(幅)×230(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:780(幅)×290(奥行)×550(高さ)mm
【14~18畳用】おすすめモデル6選
14.ダイキン「うるさらmini S564ATMP-W」
コンパクトサイズでも換気機能ばっちり搭載のコスパモデル
「うるさらmini S564ATMP-W」は、換気を行いながら除湿・冷房を同時に行うのが特徴で、室内環境に合わせて自動的に除湿機能を切り替える「さらら除湿」を搭載。もちろん換気を行いながら加湿・暖房もばっちりで、室外機に搭載された加湿ユニットが外気中の水分を取り込み、給水なしで部屋に潤いを与える「うるる加湿」を搭載し、快適に過ごせます。コンパクトなサイズながら、高い性能を誇るため、コストパフォーマンスを重視する人にもおすすめです。
●ダイキン「うるさらmini S564ATMP-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×272(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:795(幅)×300(奥行)×708(高さ)mm
15.パナソニック「エオリア CS-564DEX2-W」
独自のクリーン技術とAIによる消費電力を抑えた自動運転が魅力
省エネ機能やクリーン機能を重視している人におすすめなのが、「エオリア CS-564DEX2-W」。省エネ性のポイントとなるが、AIが最適な温度と湿度で自動運転する「新・AI快適おまかせ」機能です。センサーで日差しや室温はもちろん、部屋に人がいる・いないを解析して、消費電力の無駄を省いた運転をします。このほかに冷暖房運転中にカビ菌や花粉などを抑制する「ナノイーX(48兆)」や、自動でフィルターを掃除する「全自動お掃除」を搭載するなど、快適性を高めながらエコな運転をするのが特徴です。
●パナソニック「エオリア CS-564DEX2-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×239(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:799(幅)×299(奥行)×630(高さ)mm
16.三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-R5624S-W」
独自のセンシング技術で人の位置を測定して効率的に風を送る賢い運転が魅力
「霧ヶ峰 MSZ-R5624S-W」のいちばん魅力は、赤外線センサー「ムーブアイ」が人を見つけて、効率的に風を送る“賢いエコな運転”です。独自のセンシング技術で床や壁の温度、人の位置や活動量を測定するだけでなく、左右に分かれたフラップが部屋の隅まで冷風や温風を効率的に届けます。また、室内機は高さ255mmのコンパクトサイズですが、効率よく空気を吸い込むように設計されているので、設置スペースが少ない人や、限られたスペースを有効活用したい人にもチェックしてほしいモデルです。
●三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-R5624S-W」のスペック
・本体サイズ:799(幅)×338(奥行)×255(高さ)mm
・室外機サイズ:800(幅)×285(奥行)×550(高さ)mm
17.日立「白くまくん RAS-V56R2」
汚れる前に自動で掃除する自動メンテナンス機能が強化された最新モデル
クリーン技術に力を入れている日立の「白くまくん」シリーズですが、「白くまくん RAS-V56R2」はエアコン内部の汚れがひどくなる前に自動洗浄する「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」を搭載しているのがポイントです。このクリーン機能は、熱交換器を約50度に加熱して油汚れを剥がしたあとに、凍らせてたくわえた霜とともにホコリやカビなどの付着物質を洗い流してくれるすぐれもの。また、ファンの先端のホコリを定期的に掃除する「ファンお掃除ロボ」を採用するなど、メンテナンス機能が優秀なので、手間をかけずに清潔な環境を維持したい人向けの1台です。
●日立「白くまくん RAS-V56N2」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×340(奥行)×248(高さ)mm
・室外機サイズ:859(幅)×319(奥行)×709(高さ)mm
18.東芝「大清快 RAS-N562DX」
UV除菌でエアコン内部も部屋の空気も衛生的で快適!
省エネ性能とクリーン機能を重視する人におすすめなのが、この「大清快 RAS-N562DX」。特徴はなんと言っても、室内機の熱交換器上部にUV照射ユニットの搭載しているところです。静電気の力で室内の空気の汚れを吸い込み、熱交換器に汚れを吸着させてUV除菌することで、エアコン内部も部屋の空気も清浄できるのがポイント。ほかにも、日差しをセンサーが感知して空調を調整する「日あたり節電」機能を搭載しており、消費電力を抑えた省エネ運転も魅力のひとつです。
●東芝「大清快 RAS-N562DX」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×352(奥行)×250(高さ)mm
・室外機サイズ:780(幅)×290(奥行)×550(高さ)mm
19.コロナ「ReLaLa CSH-SP56AR2」
エアコン内部の「送風ファン」と「送風路」も自動でお手入れ
コロナのフラッグシップモデル「ReLaLa CSH-SP56AR2」は、「送風ファン」と「送風路」を自動で掃除するのが特徴です。まずエアコン内部を乾燥させ、送粉ファンのホコリをブラシで落とし、送風路の汚れをシートで拭き取るこだわりの掃除で、「よごれま扇」という機能名もうなずけます。このほかに、冷房運転時に発生する約3Lの大量結露水で熱交換器を洗浄する独自の「アクアドロップ洗浄」や、フィルターの自動掃除、溜まったホコリをワンタッチで捨てられるダストボックスなど、便利なお手入れ機能も豊富です。
●コロナ「ReLaLa CSH-SP56AR2」のスペック
・本体サイズ:797(幅)×369(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:792(幅)×310(奥行)×675(高さ)mm
【23~26畳用】おすすめモデル6選
20.ダイキン「うるさらX S904ATRP-W」
新たに「快適」&「節電」の自動運転を搭載したダイキンの最上位エアコン
湿度コントロールにすぐれた「うるさら」シリーズのフラッグシップモデルが「S904ATRP-W」です。低湿度環境を維持する強力な除湿運転「しつどクリーン」を採用し、カビの成長を抑制して梅雨時など湿気の多い時期も部屋を快適に保ちます。また、床や壁の温度を検知して運転する「AI快適自動運転」に加え、室温が設定温度になると節電を重視した運転を行う「節電自動運転」を搭載。さらに、結露水や加湿水を使って熱交換器を水洗浄する「水内部クリーン」機能など、便利で快適な機能も豊富に備えています。
●ダイキン「うるさらX S904ATRP-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×370(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:850(幅)×320(奥行)×786(高さ)mm
21.パナソニック「エオリア CS-904DLX2-W」
部屋もエアコン内部も清潔に保って賢く省エネ運転
「CS-904DLX2-W」は清潔性や使いやすさにこだわった「エオリア」シリーズのハイエンドモデル。空気中の有害物質を抑制するパナソニック独自の「ナノイーX」で、部屋の空気はもちろん、エアコン内部に付着した油分まで分解・低減させる清潔機能が特徴です。使いやすさもこだわっており、人の居場所や活動量、温度などをセンサーが認識。最適な温度と湿度を設定して自動で消費電力のむだを省く「新・AI快適おまかせ」を搭載し、快適にエコな運転をしてくれる賢さも魅力です。
●パナソニック「エオリア CS-904DLX2-W」のスペック
・本体サイズ:799(幅)×385(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:849(幅)×319(奥行)×812(高さ)mm
22.三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-ZW9023S」
高精度センサーで人の居場所や動きはもちろん温度変化にあわせて快適な空調
三菱電機の「霧ヶ峰 MSZ-ZW9023S」は、プレミアムモデルという位置づけで、さまざまな快適機能を搭載していますが、最大の特徴はやはりセンサー機能です。360度センシングして室内の状況や人の状態を高精度赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」が読み取り、人の居場所や動きはもちろん、1人ひとりの温度変化にあわせて快適な空調を行います。さらに空気中の花粉などの抑制や、フィルターの自動掃除なども搭載して、快適さはもちろん、お手入れや清潔さへの配慮もバッチリなモデルです。
●三菱電機「霧ヶ峰 MSZ-ZW9023S」のスペック
・本体サイズ:799(幅)×389(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:840(幅)×320(奥行)×802(高さ)mm
23.日立「白くまくん RAS-X90R2」
エアコン内部も室外機も凍らせて洗浄! 清潔さとお手入れの負担軽減を両立した1台
長い歴史を誇る日立の「白くまくん」シリーズのフラッグシップモデル「RAS-X90R2」。本機のいちばんの特徴は、エアコン本体を清潔に保つクリーン機能でしょう。交換器表面を凍結させ、表面に付いた霜を一気に溶かして熱交換器表面の汚れを一気に洗い流す、独自の「凍結洗浄」技術により、エアコン内部はもちろん室外機も清潔な状態にします。また、強力な除湿で室内のカビの繁殖を抑える「パワフルPremiumプラズマ空清」で、梅雨時はもちろん1年中カビを抑制してくれます。
●日立「白くまくん RAS-X90R2」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×385(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:859(幅)×319(奥行)×709(高さ)mm
24.シャープ「AY-R80X2-W」
独自技術で空気をきれいに保ちCO₂センサーで換気をサポート
シャープのエアコンのフラッグシップモデル「AY-R80X2-W」の特徴は2つ。1つは「プラズマクラスター」を使ったクリーン機能。50,000個/cm³までイオン濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」によって、室内の空気をきれいに保てるほか、室内機内部のカビなども抑制します。もう1つの特徴は、換気が必要な状態を判断する「CO₂センサー」を搭載していること。室内をモニタリングして、CO₂濃度が1000ppm以上になると音声や本体ランプなどで換気をうながしてくれます。また換気中は、パワーをセーブした「換気連動運転」を行い、消費電力を抑えるのもポイントです。
●シャープ「AY-R80X2-W」のスペック
・本体サイズ:798(幅)×373(奥行)×295(高さ)mm
・室外機サイズ:800(幅)×300(奥行)×630(高さ)mm
25.富士通ゼネラル「ノクリア AS-X904R2」
温度の違う気流を作り出して部屋の温度をムラなく快適にする空調技術
エアコンの気流にこだわっているのが、富士通ゼネラル「ノクリア」シリーズのフラッグシップモデル「AS-X904R2」。室内機の左右に搭載した「デュアルブラスター」が温度と速さの違う2種類の気流(ハイブリッド気流)をコントロールし、部屋に温度ムラを効率よく解消するのが特徴です。さらにクリーン機能では、熱交換器を加熱して除菌する「熱交換器加熱除菌」機能を搭載。エアコン運転時に結露水で熱交換器を洗浄するとともに、停止時に55度以上に加熱して、湿熱効果でカビや細菌を除去してくれます。
●富士通ゼネラル「ノクリア AS-X904R2」のスペック
・本体サイズ:898(幅)×396(奥行)×293(高さ)mm
・室外機サイズ:820(幅)×315(奥行)×716(高さ)mm
ネットでエアコンを購入するときのポイント
ここでは、ライフスタイルに合った1台が見つかった後、気になる購入方法を紹介していきます。エアコンのような大型家電は、購入後に搬入や設置、工事などが必要となり、ネットで購入するのはちょっと心配という人もいるかもしれません。
でも、ご安心ください! 「購入前に確認しておくポイント」や「設置費用」はもちろん、「古いエアコンの処分方法」など、ネットでエアコンを購入する際に気になることから、お得なメリットまで下記の特集を見ればすべてわかるので、ぜひチェックしてみてください。
エアコン掃除やお手入れはどうすればいいの?
久しぶりにエアコンを運転してみると「なんだか変な臭いがする」「ちょっと効きが悪いかも」と気になる方がいるのではないでしょうか? もしかしたらそれ、夏場に冷房や除湿で連日酷使してきたエアコンの内部にカビが発生したり、ホコリが溜まっていたりするのかもしれません。
でも、エアコン内部に発生したカビの掃除は、個人ではなかなか難しく、正しく行わないと破損や故障の原因にもなります。そこで、チェックしてほしいのが下記のエアコンの掃除企画です。クリーニングの方法はもちろん、料金や申し込み方法、個人でできるメンテナンスなど、気になることがわかるので、ぜひチェックしてみてください。
お得に手に入れたいなら価格.comの人気売れ筋ランキングをチェック!
価格.comには、最新の売れ筋製品がわかる「人気売れ筋ランキング」が製品カテゴリーごとに用意されています
エアコンの人気売れ筋ランキングを見ると、ランキング上位には6畳用で搭載機能もシンプルなベーシックモデルがランクインしています。ほかに、適用畳数14~18畳用のリビングやダイニング向けのモデルも選ばれており、エアコン内部の自動掃除機能が搭載されているモデルが人気です。
ランキングでは全体的に機能を絞り込んだシンプルなモデルが人気ですが、型落ちモデルより、発売の新しいモデルが選ばれる傾向があるのも特徴です。
▼「エアコン 人気売れ筋ランキング」の傾向を価格.com編集長 鎌田が解説
価格.comで人気なのは6畳くらいの部屋に対応するベーシックモデル。少し前までは、型落ちとなっていた2023年モデルが4万円台前半で購入可能だったのですが、7月に入り、気温がグンと上がると一気に在庫がなくなり、価格も5万円を超えるレベルに。これと入れ替わるように、価格が安くなってきた現行の2024年モデルが人気となり、ランキング上位に多く顔を見せるようになっています。メーカーでは、ダイキン、三菱電機の2メーカーの人気が強く、パナソニック、日立がこれを追いかける展開です。(2024年8月8日時点)
【Profile】鎌田 剛 価格.com編集長
1996年にソフトバンクにて複数のパソコン情報誌の編集・立ち上げに携わった後、2002年にカカクコム入社。2006年「価格.comマガジン」を創刊。以降、編集長としてメディア運営に携わる。日経MJにてコラム連載、ラジオ出演なども幅広く行う。家電製品アドバイザー資格保持者。
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