スマートフォンでいつでもどこでも音楽リスニングや動画視聴、ゲームなどを楽しめるようになり、ますます人気が高まってきている「ヘッドホン」。最近では、音質はもちろんのこと、ファッションのアイテムとしても注目度が高まっています。
携帯性を重視したポータブルヘッドホンや、音質や装着感にこだわった10万円を超える超高級ヘッドホン、ファッションアイテムとしてデザインにこだわったおしゃれヘッドホンなど、さまざまなタイプの製品が発売されていますが、いざ製品を購入するとなるとどれを選ぶべきか迷ってしまいがちです。
そこで、本特集では、ヘッドホン選び方をわかりやすく解説するとともに、タイプ別のヘッドホンのおすすめモデルをピックアップしてみました。ぜひ、ヘッドホン選びの参考にしてみてください。
- ヘッドホンを使うメリット
- ヘッドホンの選び方
- └接続方法から選ぶ
- └ハウジング構造から選ぶ
- └装着方法から選ぶ
- └利用シーンに合わせて選ぶ
- └ヘッドホン選びに役立つスペック
- ノイズキャンセリングヘッドホンのおすすめ4選
- └Bose「QuietComfort Ultra Headphones」
- └ソニー「WH-1000XM5」
- └ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」
- └アップル「AirPods Max」
- ワイヤレスヘッドホンのおすすめ3選
- └ソニー「WH-CH520」
- └Marshall「MAJOR IV」
- └オーディオテクニカ「ATH-HL7BT」
- 有線ヘッドホンのおすすめ4選
- └ソニー「MDR-MV1」
- └ゼンハイザー「HD 660S2」
- └オーディオテクニカ「ATH-WP900」
- └AKG「K712 PRO」
ヘッドホンを使うメリット
家族などの周りの人に迷惑をかけずに、自分だけの音の世界に没入することができる「ヘッドホン」。イヤホンに比べると本体は若干大きいですが、その分大きなドライバーユニットを搭載しており、イヤホンよりも高音質でパワフルなサウンドを楽しむことができます。
特に最近はバッテリーを内蔵し、ケーブルレスでどこでも手軽に音楽を楽しめる「ワイヤレスヘッドホン」が人気です。本記事では、ワイヤレスヘッドホンを含めたヘッドホン全般について触れていますが、ワイヤレスヘッドホンに関しては、以下の記事でさらに詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ヘッドホンの選び方
ここからは、ヘッドホンの種類や選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。ぜひ、ヘッドホン選びの参考にしてみてください。
接続方法から選ぶ
現在、ヘッドホンの接続方法は、大きく「ワイヤレス」と「有線」の2つに分けられます。それぞれメリット・デメリットがあるので、利用シーンにあったものを選ぶのがおすすめです。
ワイヤレスヘッドホン|ケーブルレスで快適に音楽を楽しめる
「ワイヤレスヘッドホン」は、Bluetoothを使用し、スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)といった再生デバイスと文字どおりワイヤレスで接続できるヘッドホンです。ケーブルが一切ないので、使う場所を選ばず、どこでも手軽に利用できるのがメリットですが、内蔵バッテリーで駆動するため、バッテリーが切れてしまうと使えないというデメリットもあります。充電を忘れがちな人は、できるだけバッテリー駆動時間が長いモデルを選ぶのがよいでしょう。
Bluetoothで接続して使用するワイヤレスヘッドホン。イヤホンジャックのないスマートフォンでも音楽を手軽に楽しむことができます
有線ヘッドホン|遅延がほぼなく、音質劣化も少ない
「有線ヘッドホン」は、スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)といった再生デバイスとケーブルで接続するヘッドホンです。構造上、ケーブルがじゃまになりやすいので、ケーブルの断線には注意が必要ですが、ワイヤレスヘッドホンのような音質劣化も少ないため、より高音質で音楽を楽しみたいという人に向いています。再生デバイスと直接接続するので遅延がほぼなく、音楽リスニングだけでなく、動画視聴やゲームプレイに使いやすいのも大きな特徴です。
ケーブルを使って再生デバイスと接続する有線ヘッドホン。ハイレゾ再生に対応したデジタルオーディオプレーヤーなどと組み合わせ、高音質で音楽を楽しむのに向いています
ハウジング構造から選ぶ
ヘッドホンは、音を発生させるドライバーユニットをハウジングと呼ばれるパーツで覆っています。このハウジングの構造によって「密閉型(クローズド)」「開放型(オープンエアー)」「半開放型(セミオープン)」の3つのタイプに分類されます。
密閉型(クローズド)|音漏れが少ないので屋外でも使える
「密閉型(クローズド)」は、ハウジングが密閉されているのが特徴で、この構造を採用したヘッドホンを「密閉型ヘッドホン」と呼びます。ハウジング内に音が閉じ込められるため、音の傾向としては低音の効いた迫力のあるサウンドを楽しめるモデルが多いです。音漏れも少なく、外からも音が入りにくいため、屋外での利用に適していますが、ハウジングが密閉されていることで、耳への圧迫感が感じやすいというデメリットもあります。ちなみに、屋外での使用を想定したポータブルヘッドホンなどは、ほとんどが密閉型ヘッドホンです。
密閉型ヘッドッホンは、遮音性が高く、音漏れが少ないため、プロユースのスタジオモニターヘッドホンや、屋外での利用を想定したポータブルヘッドホンなどで多く利用されています
開放型(オープンエアー)|音漏れしやすいが聴き疲れしにくい
「開放型(オープンエアー)」は、ハウジング全体にメッシュなどで穴を設けて、空気が自由に出入りできるのが特徴です。この構造を採用したヘッドホンを「開放型ヘッドホン」と呼びます。ハウジングが開放されているため、音がクリアでヌケがよく、広がりのあるサウンドを楽しめます。耳への圧迫感も少なく、聴き疲れしにくいため、ゆったりと長時間音楽リスニングを楽しみたいという人に向いていますが、密閉型に比べて音漏れがしやすく、遮音性も低いため、周囲が騒がしい屋外での利用にはあまり向いていません。密閉型よりも音質面で有利な構造のため、自宅での利用を想定した大型のハイエンドヘッドホンを中心に採用されています。
開放型ヘッドホンは、音抜けが自然で、長時間のリスニングでも聴き疲れしないので、イージーリスニングにぴったり。音漏れがあるため、主に屋内での利用を想定したモデルが多く、装着感にこだわったモデルが多いのも特徴です
半開放型(セミオープン)|密閉型と開放型の両方の特性を兼ね備える
「半開放型(セミオープン)」は、密閉型と開放型の両方の特性を兼ね備えたタイプです。開放型はハウジング全体に穴を設けていますが、半開放型は音が抜けるようにハウジングの一部にだけ穴を設けているものが多いです。音の傾向は密閉型と開放型のほぼ中間ですが、ハウジングに穴を設けているため、密閉型に比べると音漏れがしやすく、開放型同様に屋外での利用には適していません。現在ではあまり主流のタイプではなく、半開放型を採用する製品数は減少傾向にあります。
装着方法から選ぶ
ヘッドホンは、装着タイプによってもいくつか種類があり、一般的なオーバーヘッドタイプのヘッドホンでは、「オーバーイヤー(アラウンドイヤー)型」と「オンイヤー型」の2種類が主流となっています。
オーバーイヤー(アラウンドイヤー)型|安定した装着感が魅力
ヘッドホンで最もポピュラーなタイプが「オーバーイヤー型」です。装着時に耳全体を覆うため、装着時の安定性が高いのが特徴ですが、耳全体を覆うという構造上、本体がやや大きくなる傾向があります。
オーバーイヤー型ヘッドホンはヘッドホンで最もポピュラーな装着タイプです。ヘッドバンドと耳を覆うイヤーパッドにより、安定した装着感が得られます
オンイヤー型|小型軽量で携帯性にすぐれる
「オンイヤー型」は、その名のとおり、耳に乗せるような形で装着するタイプです。オーバーイヤー型と比較すると、耳を覆う部分のパーツがないため、本体を小型軽量化しやすいのが特徴ですが、バンド部の圧力(側圧)で頭に固定するという構造上、長時間の利用だと耳が痛くなりやすいというデメリットもあります。ポータブルヘッドホンでの採用が多いです。
耳の上に乗せるように装着するオンイヤー型ヘッドホンは、小型軽量化に向いており、コンパクトなポータブルヘッドホンなどで採用されています
利用シーンに合わせて選ぶ
ヘッドホンには、「モニターヘッドホン」や「ノイズキャンセリングヘッドホン」など、さまざまなタイプがあります。利用目的がはっきりしている場合は、こういった製品を選ぶというのもひとつの手です。
モニターヘッドホン
「モニターヘッドホン」は、プロのミュージシャンやスタジオエンジニアなどがレコーディングスタジオで使用することを想定して作られたヘッドホンです。音をしっかりと聴き分けられるよう、高解像度かつ原音に忠実なフラットな特性のサウンドチューニングが施されているものが多いです。また、現場で長期間使われることを想定し、耐久性や付け心地にも配慮されています。ケーブルやイヤーパッドを交換できるなど、メンテナンス性がすぐれているのも特徴です。
レコーディングスタジオでの使用を想定したモニターヘッドホン。写真はJVCとビクタースタジオが共同で開発したハイレゾ対応スタジオモニターヘッドホンの「HA-MX100-Z」で、実際にビクタースタジオに導入されています
ノイズキャンセリングヘッドホン
「ノイズキャンセリングヘッドホン」と呼ばれる製品は、文字どおり周囲のノイズを低減してくれる機能を備えたヘッドホンです。本体内のマイクで周囲の騒音を検知し、騒音と逆位相の音波を発することで騒音を聴こえにくくします。周囲の騒音を気にせず、音楽だけをクリアに再生してくれるので、飛行機や電車といった騒音の多い環境で音楽を楽しむのにおすすめです。
マイクで周囲の騒音を検知し、騒音と逆位相の音波を発することでノイズを低減してくれるノイズキャンセリングヘッドホン。写真のソニー「WH-1000XM5」は合計8基のマイクを使用し、高精度に周囲のノイズを除去してくれます
ヘッドホン選びに役立つスペック
ヘッドホンのパッケージやカタログ、製品ページなどには必ずスペックが書かれています。ここでは、ヘッドホン選びに役立つスペックについて簡単に説明します。
再生周波数帯域(単位:Hz)
ヘッドホンが再生できる音の周波数の下限から上限までを表現したもので、単位はHzになります。数値の幅が大きいほど、広いレンジの音を再生できるわけですが、カタログやパッケージなどに表示するスペックについての厳密なルールがなく、実際に聴こえる可聴域を載せているメーカーもあれば、機器で計測した数値を載せているメーカーもあります。あくまでも目安としてとらえ、製品選びの際は実際に試聴するのがいいでしょう。なお、ハイレゾロゴマークのついたヘッドホンは、高域再生性能が40000Hz以上のものになります。
出力音圧レベル/能率/感度(単位:dB/mW)
1mWの音を入力した時にヘッドホンから発音する再生音の強さを表す数値で、単位はdB/mWとなっています。同じボリュームであれば、数値が大きいほうがより大きな音量を得ることができます。
最大入力(単位:mW)
ヘッドホンに入力できる瞬間的な最大電力を表す数値で、単位はmWです。プレーヤー側の出力を上回っていれば問題ありません。
インピーダンス(単位:Ω)
ヘッドホンの電気抵抗の大きさを表す数値で、単位はΩ(オーム)です。インピーダンスが大きいと音が小さく、逆に小さいと音が大きくなります。スマートフォンなどのポータブル機器は出力が小さいため、インピーダンスが大きいヘッドホンだと音量が十分に取れない場合があります。
ノイズキャンセリングヘッドホンのおすすめ
騒音を気にせず音楽に集中できるノイキャン重視の厳選4モデル
騒音を気にせずに音楽を楽しみたいなら、周りの騒音を打ち消して快適なリスニング環境を構築できるノイズキャンセリングヘッドホンがおすすめです。屋外で使うことが多いなら、安全性に配慮し、ヘッドホンを外さずに外の音を確認できる外音取り込み機能は必須。飛行機などの長時間移動で使用するなら、装着感にもこだわっておきましょう。ここでは、定番のソニー、Boseを含む4つのノイズキャンセリングヘッドホンをご紹介します。
Bose「QuietComfort Ultra Headphones」
強力なノイズキャンセリングと独自の空間オーディオ技術による立体的なサウンドに注目
Bose「QuietComfort Ultra Headphones」
「QuietComfort Ultra Headphones」は、Boseのノイズキャンセリングヘッドホンの最新フラッグシップモデルです。完全ワイヤレスイヤホンで先行実装されていた「CustomTuneテクノロジー」をヘッドホン製品として初搭載し、ユーザーの耳の形状に合わせてノイズキャンセリングの効果やサウンドを個人最適化することで、強力なノイズキャンセリングとBoseらしいパワフルなサウンドをしっかりと楽しめるモデルに仕上がっています。特にノイズキャンセリングは、ヘッドホンタイプの製品としてはかなり強力で、ノイズキャンセリング重視でワイヤレスヘッドホンを選ぶなら真っ先に検討したい1台です。
最大96kHz/24bitのワイヤレス伝送が可能なaptX Adaptiveコーデックもサポートしており、対応する再生デバイスとの組み合わせで高音質な音楽リスニングを楽しめるのもうれしいポイント。どんな音源に対しても使える独自の空間オーディオ技術「Bose Immersive Audio」は、映画やライブ映像といった動画コンテンツとの相性も抜群なので、音楽だけでなく動画もしっかりと楽しみたいという人にもおすすめです。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC、aptX
Adaptive)、有線(ミニプラグ)
構造:密閉型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:250g
バッテリー駆動時間:最大24時間(Bose Immersive
Audioオフの場合、オンの場合は最大18時間)
カラーバリエーション:ブラック、ホワイトスモーク、サンドストーン
ソニー「WH-1000XM5」
オールラウンドに使えるソニーのノイキャンヘッドホン人気定番モデル
ソニー「WH-1000XM5」
価格.comの「ヘッドホン・イヤホン」カテゴリーで根強い人気を誇るソニーノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000X」シリーズの最新モデルです。計8基のマイクを使用した「マルチノイズセンサーテクノロジー」と、ノイズキャンセリング効果を全自動で最適化する「オートNCオプティマイザー」を搭載。周囲の騒音が完全になくなるような超強力なノイズキャンセリングというわけではないですが、ノイズキャンセリング特有の圧迫感や違和感の少ない自然なノイズキャンセリングを楽しめるモデルに仕上がっています。
また、最大96kHz/24bitまでアップスケーリングできる独自の高音質化機能「DSEE Extreme」や、ユーザーの行動や場所に連動してノイズキャンセリング/外音取り込み設定などを切り替えてくれる「アダプディブサウンドコントロール」、ヘッドホンを装着した状態でしゃべり始めると自動で外音取り込み機能に切り替えて会話できる「Speak to Chat(スピーク トゥ チャット)」などの便利で使い勝手のよい機能を多数搭載。ビームフォーミング技術とAIを活用した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」で搭載マイクを使った通話品質が高い点も本機の魅力のひとつです。
なお、「WH-1000XM5」は装着時のシルエットにこだわった新デザインを採用したことで、先代の「WH-1000XM4」にあった折りたたみ機構が省かれています。持ち出して使うことが多く、携帯性も重視したいという人は注意しておきましょう。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC、LDAC)、有線(ミニプラグ)
構造:密閉型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:250g
バッテリー駆動時間:最大30時間(ノイズキャンセリングオンの場合、オフの場合は最大40時間)
カラーバリエーション:ブラック、プラチナシルバー
ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」
ゼンハイザーらしい高音質とノイズキャンセリングを高次元に融合した1台
ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」
「MOMENTUM 4 Wireless」は、ゼンハイザーのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップモデルです。先代の「MOMENTUM Wireless」も音質には定評がありましたが、「MOMENTUM 4 Wireless」では新素材の振動板を採用した自社開発の42mmトランスデューサーを搭載。耳にダイレクトに音が届くように傾斜をつけて配置することで、自然で壮大なサウンドステージを楽しめるようになっています。
ノイズキャンセリングも、Bluetooth通信用のチップのほかに、ノイズキャンセリング制御とDAC機能を融合した独自チップを搭載することで、周囲の状況にあわせてノイズキャンセリングをダイナミックにコントロールする独自の「アダプティブノイズキャンセリング」に進化。MEMSマイクによる高い通話性能も魅力的で、ハンズフリーで通話をよくする人にもおすすめです。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC、LDAC)、有線(ミニプラグ/USB-C)
構造:密閉型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:293g
バッテリー駆動時間:最大60時間(ノイズキャンセリングオンの場合)
カラーバリエーション:BLACK、WHITE、Graphite
アップル「AirPods Max」
iPhone/Macとシームレスに連携! カラフルなカラバリでコーディネートも楽しめる
アップル「AirPods Max」
アップル初のノイズキャンセリングヘッドホンが「AirPods Max」です。完全ワイヤレスイヤホン「AirPods(第3世代)」と同じ独自開発の「Apple H1チップ」を搭載しており、iPhoneやMacといったアップル製品との連携が簡単なのはもちろんのこと、iOS 14.3/ iPadOS 14.3以降のiPhone/iPadと連携させることで、独自の「空間オーディオ」による臨場感のあるサラウンドサウンドを楽しめるのが大きなポイントです。コンテンツを再生するデバイスの位置と顔の向きを計算し、音の聴こえる方向をコントロールする独自の「ダイナミック・ヘッドトラッキング」と組み合わせることで、まるでその場にいるかのような没入感を楽しめるのは「AirPods Max」ならではの魅力です。「Apple TV+」など、対応アプリはまだ少ないですが、映画などの映像コンテンツを見ることの多い人は、ぜひ積極的に使いたいところです。
また、全5色の豊富なカラーバリエーションを用意しているのも特徴。ファッションに合わせてヘッドホンを選びたいという人にもおすすめです。なお、ヘッドホン本体はアップル製品らしく、アルミやステンレススチールを使用した高級感のあるデザインですが、ヘッドホン単体で384.8g、ケースを合わせると500gオーバーとヘッドホンとしてはかなり重量がある点は気を付けておきましょう。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC)
構造:密閉型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:384.8g
バッテリー駆動時間:最大20時間(ノイズキャンセリングオンの場合)
カラーバリエーション:スペースグレイ、シルバー、グリーン、スカイブルー、ピンク
ワイヤレスヘッドホンのおすすめ3選
ケーブルレスで快適な音楽リスニングを楽しめる厳選3モデル
場所を問わず快適な音楽リスニングを楽しむなら、わずらわしいケーブルが一切ないワイヤレスヘッドホンがおすすめ。スマートフォンと一緒に屋外に持ち出すなら、本体を折りたたんでコンパクトに持ち運びができるモデルが便利です。ここでは、ノイズキャンセリング機能を搭載しないワイヤレスヘッドホンの中から厳選した3モデルをご紹介します。
ソニー「WH-CH520」
圧縮音源も高音質に! 5,000円前後で買えるソニーのワイヤレスヘッドホン最エントリーモデル
ソニー「WH-CH520」
「WH-CH520」は、ソニーのオンイヤー型ワイヤレスヘッドホンのラインアップで最も安価なエントリーモデル。最大の特徴は、なんといってもエントリーモデルとは思えない充実のバッテリー性能。5,000円前後で購入できるモデルですが、最大50時間というスタミナバッテリーと、10分の充電で5.5時間の音楽再生可能なクイック充電機能を備え、非常に扱いやすいモデルに仕上がっています。
圧縮音源をアップスケールする「DSEE」を搭載し、ヘッドホン・イヤホン向け専用アプリ「Sony | Headphones Connect」にも対応するなど、機能性も十分。お求めやすい価格なので、ワイヤレスヘッドホンが初めてという人はもちろん、小型・軽量でバッテリーも長持ちなヘッドホンを探している人にもうってつけな1台と言えるでしょう。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC)
構造:密閉型
装着タイプ:オンイヤー
重量:147g
バッテリー駆動時間:最大50時間
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ブルー、ベージュ
Marshall「MAJOR IV」
個性的なルックスは唯一無二! 最大80時間の超ロングバッテリーにも注目
Marshall「MAJOR IV」
ギターアンプで有名なMarshall(マーシャル)が手掛ける「MAJOR IV」は、Marshallらしさを感じさせる個性的なルックスと、迫力たっぷりのサウンドが特徴的なワイヤレスヘッドホンです。ノイズキャンセリングや外音取り込みなどはありませんが、バッテリー駆動時間が最大80時間と、オンイヤー型のコンパクトなワイヤレスヘッドホンとしてはかなりのスタミナ仕様となっています。ワイヤレスヘッドホンを試してみたいけど充電するのが面倒という人でも安心ですね。
また、音楽の再生や停止、音量調節、曲スキップなどをひとつのボタンで直感的に操作できる「マルチ・コントロールボタン」による高い操作性も魅力のひとつです。コンパクトで音質やデザイン性にこだわったワイヤレスヘッドホンを探している人は要チェックです。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC)、有線(ミニプラグ)
構造:密閉型
装着タイプ:オンイヤー
重量:165g
バッテリー駆動時間:最大80時間
カラーバリエーション:Black、Brown
オーディオテクニカ「ATH-HL7BT」
長時間の音楽リスニングでも快適! オープンエアー型ワイヤレスという珍しいヘッドホン
オーディオテクニカ「ATH-HL7BT」
「ATH-HL7BT」は、オープンエアー型でワイヤレスという非常にユニークなコンセプトを持った製品です。53mmという大口径のドライバーを搭載したモデルですが、重量はわずか220gと非常に軽量。オープンエアー型で聴き疲れしにくく、軽量で長時間でも快適に装着できることから、テレワークやおうち時間の音楽リスニング用として人気となっています。
専用アプリ「Connect」を活用することで、オブジェクトベースの360立体音響「360 Reality Audio」を楽しめたり、ゲームや映像コンテンツの視聴に最適な「低遅延モード」を利用できるなど、機能性もなかなか充実しており、エンタメ系のヘッドホンとしても活用できそうです。バッテリー駆動時間は最大20時間ですが、付属の2mのアナログケーブルを使った有線接続にも対応しており、バッテリー残量を気にせず、長時間の音楽リスニングを楽しめるのもうれしいところです。
接続:ワイヤレス(Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC、LDAC)、有線(ミニプラグ)
構造:開放型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:220g
バッテリー駆動時間:最大20時間
カラーバリエーション:ブラック
有線ヘッドホンのおすすめ4選
じっくりと音楽を楽しむのにぴったりな音質重視の厳選4モデル
じっくりと音楽を楽しむなら、音質面で有利な有線ヘッドホンがおすすめ。長時間リスニングを楽しむのであれば、聴き疲れしにくい開放型ヘッドホンが、迫力のあるサウンドを楽しみたいなら、高い遮音性を備えた密閉型ヘッドホンがよいでしょう。ここでは、有線ヘッドホンのおすすめ4モデルをご紹介します。
ソニー「MDR-MV1」
音楽リスニングにも使える本格派の開放型モニターヘッドホン
ソニー「MDR-MV1」
ソニー「MDR-MV1」は、立体音響制作に携わるクリエイターをターゲットにした本格派のモニターヘッドホンです。ドライバーユニットに専用開発の口径40mmドライバーユニットを搭載し、ドライバーユニット背面に音響負荷ダクトを直結することで、開放型ならではの空間定位のよさだけでなく、しっかりと低域も感じられるチューニングになっており、プロの現場はもちろん、音楽リスニングにもしっかりと使えるモデルとなっています。
また、制作現場で長時間使用することを想定したモニターヘッドホンらしく、耳あたりのよいスエード調の肉厚イヤーパッドを採用しており、長時間装着していても疲れにくいのも大きな特徴。イヤーパッドやケーブルを交換することができ、メンテナンス性が高く長く愛用できる点も好印象です。
接続:有線(標準プラグ/ミニプラグ)
構造:開放型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:223g
バッテリー駆動時間:-
カラーバリエーション:ブラック
ゼンハイザー「HD 660S2」
低音をブラッシュアップし、より現代的なサウンドになった「HD 600」シリーズの最新モデル
ゼンハイザー「HD 660S2」
ゼンハイザーの開放型ヘッドホンの中でも特に人気の高い「HD 600」シリーズの最新モデルとなるのが「HD 660S2」です。自社開発ドライバーユニットの口径こそ先代の「HD 660S」と同じ42mmですが、振動版やボイスコイルを見直すことで、解像感や低域の再現性をさらにブラッシュアップ。現代的なサウンドとマッチしたモニターヘッドホンとなっています。
なお、本体は「HD600」から続く「HD 600」シリーズ共通の意匠を受け継ぎつつも、より高級感のあるデザインへと変更されています。インピーダンスも先代の「HD 660S」の150Ωから300Ωへと引き上げられているので、パフォーマンスを余すことなく引き出すならドライブ力のある据え置きのヘッドホンアンプと組み合わせるのがよいでしょう。
接続:有線(標準プラグ/ミニプラグ/4.4mmバランス)
構造:開放型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:260g
バッテリー駆動時間:-
カラーバリエーション:ブラック
オーディオテクニカ「ATH-WP900」
ウッドハウジングが美しい個性派ポータブル有線ヘッドホン
オーディオテクニカ「ATH-WP900」
オーディオテクニカ「ATH-WP900」は、コンパクトで持ち運びもできるポータブルヘッドホンとしては珍しいウッドハウジングを採用したモデルになります。使用している木材は、高価なギターやバイオリンなどにも使われているメイプル材で、ドライバーユニットには、ポータブルヘッドホンとしてはかなり大型な直径53mmの大口径ドライバーを搭載。構造は密閉型ですが、響きの豊かなウッドハウジングをうまく活用し、広がりのある聴き心地のよい特徴的なサウンドに仕上がっています。
本体は243gと軽量で、スイーベル機構でコンパクトに折りたたむこともできるので、手軽に持ち出して使える点も〇。4.4mm5極ケーブルと3.5mm3極ケーブルの2種類が標準で付属しており、ハイレゾDAPと組み合わせてバランス接続を手軽に楽しめるのもうれしいポイントです。
接続:有線(ミニプラグ/4.4mmバランス)
構造:密閉型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:243g
バッテリー駆動時間:-
カラーバリエーション:ブラック(木目)
AKG「K712 PRO」
オレンジのフレームが特徴的なAKG「700」シリーズの最上位モデル
AKG「K712 PRO」
オーストリアのオーディオメーカーAKGは、数多くのヘッドホンを世に送り出し、今では世界有数のヘッドホンのプロフェッショナル・ブランドと言われるようになりました。なかでも、同社の「700」シリーズは、開放型ヘッドホンの定番モデルとして高い注目を誇っています。そんな「700」シリーズの最上位モデルとしてラインアップされているのが「K712 PRO」です。
原音の再現性を追求したという独自の大型ハウジング構造を採用し、見た目こそこれまでの「700」シリーズから変わっていませんが、新世代のドライバーユニットと低反発素材を使用した大型のイヤーパッドを新たに採用し、音質と装着感の両方を大きくブラッシュアップ。滑らかにスッと自然に広がるサウンドは開放型ヘッドホンらしい王道のサウンドです。プロフェッショナルユースを想定してケーブル交換(リケーブル)に対応しており、購入した後も長く愛用できる点もうれしいところです。
接続:有線(標準プラグ/ミニプラグ)
構造:開放型
装着タイプ:オーバーイヤー
重量:298g
バッテリー駆動時間:-
カラーバリエーション:ブラック
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