「結局、ロボット掃除機って、どれを買えば後悔しないで済むんだろう?」というのは、まぁ悩ましいところですよね……。そのカテゴリーというのが、「10万円切りのフル装備モデル」です。以下のリンクから詳細をご覧ください。
今、最もアツいのが10万円以下のフル装備モデル!
その点で言うと、
・5,000〜10,000Pa超えの吸引力と、水拭きモップのW清掃
・ゴミの収集からモップの洗浄・乾燥、モップへの給水までをすべて自動でこなす充電ステーション
・高機能なセンサー類とカメラによる障害物回避
といった機能が揃っていれば、ひとまず日常の掃除をロボットに丸投げできると考えてもらって大丈夫です。
2023年末では「20万円前後の高級機なら……」って感じだったんですが、2024年下期ではその半額以下で、欲しい機能全盛りのモデルが各メーカーから登場しています。
つまり、買うなら間違いなく今は10万円以下帯! というわけ。今回は、発売時期順に、10万円を切ったフル装備モデルを紹介していきましょう。
スリムステーションかつ全部入り! 10万円フル装備機はここから始まった!?
ロボロック「Roborock Q Revo」
この一台からロボット掃除機の価格破壊が始まった!? と言っても過言ではないロボロック「Roborock Q Revo」
2023年12月に発売された「Roborock Q Revo」こそ、10万円で機能全部盛りの高コスパモデルの先駆けと言うべき製品です。
さすがに1年前の製品ということで、スペック的には吸引力がちょっと控えめ(5,500Pa)ですが、それ以外の機能はしっかりと揃っています。吸引力の数字だけ見るとちょっと物足りない印象ですが、実際に使ってみるとゴミの吸い残しはほぼ発生せず、性能的に頼りないということはないはず。
この価格でステーションの機能も充実。人間に代わって本体のメンテを卒なくこなしてくれます
ロボット掃除機を日常的に運用するうえで、ステーションは間違いなく必須なんですが、とはいえ、ほかのモデルの場合、大きめのダンボール箱(160サイズ)ぐらいのステーションを採用している場合もあるので、狭い部屋だと設置場所に困ることも。
いっぽう、本モデルのステーションは、横幅がロボット掃除機本体(35.3cm)よりもスリムな34cm。つまり、それだけでも価値があるということになります。そしてそれだけスリムなのに、モップによる水拭き用の清水タンクは、今回紹介するなかでも最大クラスの5L(汚水タンク4.2L)。水の補充と汚水の廃棄はどうしても手作業になるので、手間を減らすためにも大型タンクはありがたいんです。
ANKER「Eufy X10 Pro Omni」
壁際の拭き上げ機能や毛髪カットブラシなど、満足感の高い機能をしっかりと積んだANKER「Eufy X10 Pro Omni」
「Eufy X10 Pro Omni」は、10万円以下という価格ながら、ANKERのフラグシップモデルとして発売されたロボット掃除機です。
吸引性能は、発売当時最強クラスの8,000Paと文句なし。さらに、吸引した毛髪や綿ゴミの繊維がブラシにからまないようにカットする「毛絡み除去システム」により、頑固にからまる毛をほぼ確実(除去率99.7%)にほぐして、吸い取ってしまいます。
水拭きに関しても、本体後部をスイングさせることで壁から約1cmまで拭き上げる「エッジモード」を搭載。従来のロボット掃除機が苦手としていた壁際ギリギリを攻め、ていねいに汚れを除去してくれます。
スペック的には表れにくい部分ですが、実際に試用して強く感じたのが、床にある障害物を回避する動作のスムーズさ。フロントカメラでとらえた100種類以上の障害物をAIで識別し、いちいち立ち止まることもなくスルッと滑らかに避けつつ掃除してくれるんです。
もちろん、昨今のロボット掃除機は障害物の回避ぐらい当然のようにこなしますが、「X10 Pro Omni」以降の「Eufy」シリーズは特にそのあたりが得意な印象です。
今までなら、ロボット掃除機を起動する前に、まず床に散らばった小物をいったん片付ける必要がありましたが、そこはロボットが自発的に回避しつつ、掃除してくれたほうがもちろんラクなのは間違いないでしょう。
シャオミの超お買い得フラグシップ機は最新機能全盛り!
Xiaomi(シャオミ)「X20 Max」
コスパのよいAndroidスマホでおなじみのシャオミは、ロボット掃除機もお買い得感が高め。特に2024年10月に発売されたばかりのフラグシップモデル「X20 Max」は10万円を大きく切った7万円台のフル装備モデルというから驚きです。
しかもこの価格で、本体には8,000Paの吸引力と、モップの回転軸を伸ばして壁際2mmまで拭き上げる伸縮モップアームを搭載。メインブラシには毛がらみを防ぐヘアカットブレードまで付いています。
機能的には、完全に最新ハイエンド機並みの全盛りっぷり。コスパの高さで考えると、現時点ではこれが最強かもしれません。
ベースステーションにおけるモップの温水洗浄や温風乾燥は、この半年ぐらいでようやくハイエンド機の定番となった機能。モップの汚れが落ちきってなかったり、生乾きで雑菌が繁殖していたりするようだと、水拭きをしても汚れや悪臭を塗り広げるだけ。これは、かなりありがたい機能と言えるでしょう。
シャオミはロボット掃除機ブランドとしてはやや後発になりますが、ステーションのサイズをスリムかつ薄型に仕上げるなど、部屋の狭い日本のユーザー層もきちんと把握しているな、という印象も受けます。
エコバックス「DEEBOT N30 PRO OMNI」
スペック的にハイエンド機との違いがほとんどない高性能モデル、エコバックス「DEEBOT N30 PRO OMNI」
2024年10月に発売されたエコバックス「DEEBOT N30 PRO OMNI」は、スペックを見る限り、とても10万円を切るとは思えないほどの高性能ぶりがポイントです。現時点で最強クラスの吸引力10,000Paに加え、モップが伸びて壁際まで拭き取る「TruEdgeエッジクリーニング技術」の組み合わせで、なんと室内カバー率は脅威の99.8%を誇ります。
また、ブラシの毛髪がらみを防ぐテクノロジー「ZeroTangle 2.0」は、V字型ブラシの中央に毛を集めたあと、まとめてからまりをほぐす効率のよさで、特に抜け毛の出やすいペットのいる家庭では、頼りになるはずです。
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